【ボートレース福岡・一般】愛知支部の25歳が捲土(けんど)重来を期す「一年間イチから修行します」

見事な立ち回りで準優10Rを突破した前田滉


 見事な立ち回りだった。準優10Rで前田滉(25)=愛知・123期・A1=は、2コースから巧みにさばいて2着で優出権を確保。
3コースの酒井俊弘にまくられながらも瞬時にボートを外に持ち出して稲生夏季の差し場をカットすると、道中は2周1Mでここしかないというところ差し抜けて先行する渡邉翼を捕縛。非凡な能力を見せつけるレース内容だった。

 機力にも手応えは十分。「酒井さんとか伸びに特化した人には負ける」としながらも、「展示タイム通りで行き足はいい。回り足もいいし、上位の次ぐらいはある」と優勝戦でも戦える足であることを強調。トップ級ではなくともVを狙えるレベルには引き上げている。

 養成所を在校勝率1位で卒業した逸材で、昨年はヤングダービーを制して早くもGⅠウイナーの仲間入り。今年は特別戦線での大飛躍を予感させたが、まさに好事魔多しとはこのことで2月の東海地区選で優勝戦1号艇を勝ち取りながらF。GⅠ、GⅡの1年間の出場停止という重い十字架を背負った。ただ下を向いてばかりもいられない。本人の視線は既に前を向いている。

 「一年間、イチから修行をするつもりでいます。
一般戦からはい上がれるように頑張ります」

 一般戦からSGを狙うにはV数を積み重ねてクラシックを狙うか、勝率を上げてダービーを狙うのが基本。次節に昨年のヤングダービーで出権を得た地元蒲郡でのSGクラシックが控えるとはいえ、来年を見据えたら今節も無駄にはできない。「あれだけ伸びる酒井さんの外ならワンチャンスある。展開を突けるように準備をしておきます」。次節の大一番に弾みをつけるためにも、秘める能力を全開に引き出してVをもぎ取りに行く。(森 大輔)

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