折りたたみスマートフォン(フォルダブルフォン)は一般的に価格が高く、なかなか手がとどかないものです。
ところがnubiaから登場したブランド初の折りたたみスマートフォン「nubia Fold」は、10万円台後半と定価を引き下げた意欲的な製品。
さらにキャンペーンなどを利用すると最大で2万円台での購入が可能で、折りたたみスマートフォンデビューをしたい人にも進められる製品です。
閉じれば普通のスマートフォン
nubia FoldはチップセットにクアルコムのSnapdragon 8 Eliteを採用。
1年前のフラッグシップチップですから今でも十分高い性能を誇ります。
ゲームプレイはもちろん生成AI処理においても優れたパフォーマンスを発揮してくれます。
本体を閉じた状態では6.43インチ、2748 x 1172ピクセルのディスプレイが使えます。
アスペクト比は21:9なのでこの状態でも表示エリアが狭いということもなく、十分常用できます。
- 広角カメラ: 5000万画素
- 超広角カメラ: 5000万画素
- マクロカメラ: 500万画素
背面には3つのカメラが並びます。
望遠が無いのはやや残念ですが普段使い用としては十分な性能でしょう。
カメラ周りのデザインも特徴的です。
本体重量は248g。
現在日本で販売されている折りたたみスマートフォンと比べると、サムスンの「Galaxy Z Fold7」の215gよりだいぶ重量感があります。
一方グーグルの「Pixel 10 Pro Fold」は258gなので、そちらと比べると軽く感じます。
サムスンと比べると2年前のモデルの重量と同等ということになりますが、その分価格は安いのでこの重量はユーザーにとって許容できるのではないかと思われます。
閉じたときの本体サイズは160 x 73 x 11.1mm。
Galaxy Z Fold7は158.4 x 72.8 x 8.9mmで、縦横サイズはほぼ同等。
さすがに薄さはかなり違いますが、Pixel 10 Pro Foldは155.2 x 76.3 x 10.8mmなので、厚みに関してはこちらとほぼ同等です。
極端に厚いとか大きい、という印象はありません。
開けば8インチ画面が使える
nubia Foldの本体を開くとほぼ正方形のディスプレイが現れます。
サイズは8インチで、Galaxy Z Fold7、Pixel 10 Pro Foldと同じ。
解像度は2480 x 2200ピクセルで、これはサムスン、グーグルのモデルよりも高解像度。
写真や動画などをより細かく精細に表示することができます。
細かい文字の表示などで差が出るでしょう。
開いた状態のサイズは160.0 x 144.0 x 5.4mmで、これもGalaxy Z Fold7と縦横サイズはほぼ同等となります。
厚みはGalaxy Z Fold7が4.2mmとかなり薄いものの、Pixel 10 Pro Foldが5.2mmであることを考えると十分許容できるレベルでしょう。
またバッテリーは6560mAhと他社品より大容量。
急速充電も55Wに対応します。
Y!mobile契約で最大2万円台で使える
さて価格について確認しましょう。
nubia Foldの本体価格は17万8,560円。
販売キャリアのY!mobileの新トクするサポート(A)を使えば、48回払い + 25カ月目に端末返却で残債が免除となります。
他社からのMNPを加え、シンプル3 M/Lに加入すると、割引価格で15万6,960円となり、25か月目に返却すると分割支払い総額は6万7,680円となります。
さらに発売記念キャンペーンで最大4万5,000円分のPayPayポイントが当選するので、それに当たれば実質2万円台で2年間使うことができるのです。
ここまで安ければ買わない理由がないと思えるくらいお得感が高いのではないでしょうか?
ヒンジの動きもスムーズ
折りたたみスマートフォンで最も気になるのがヒンジの開閉具合、動きでしょう。
nubia Flipは本体をある程度閉じた状態でも折りたたんだ状態を保持できます。
ヒンジを開閉してみると、開いたときにわずかに反対側に戻るようなバネの感触を受けますが、実用上は問題ないといえます。
この動きは、どの角度でもぴたりとヒンジが止まるGalaxy Z Fold7よりやや設計の古さが感じられるところです。
ですが前述したように価格の安さを考えれば気にするほうが野暮というものでしょう。
本体をL字に開いたときに、カメラアプリは上下で表示が分割されるフレックスモードに対応しています。
本体を机の上に置いて写真を撮るときなどに便利な機能といえます。
折りたたみスマートフォンはこの“三脚不要で写真撮影”できる点も大きな利点なのです。
なおフロントカメラはメイン画面、外画面、どちらも2000万画素。
正方形の大画面で分割表示も可能
折りたたみスマートフォンの最大の特徴は、一般的なスマートフォンの倍のサイズでコンテンツを表示できること。
ゲームをする場合なら縦方向に狭さを感じていたフィールドも折りたたみスマートフォンなら制限を感じず表示できるわけです。
普段使うブラウザやSNSアプリも広い画面を有効活用できます。
分割画面で2つのアプリを同時利用
nubia Foldは2つのアプリの同時表示にも対応します。
ゲームをしながらSNSを見る、ブラウジングしながら地図を見る、などなど複数の動作を同時におこなうことができるわけです。
それに加えて電卓などのアプリをポップアップで小さいウィンドウで表示することも可能です。
アプリの幅は1/3 + 2/3サイズにもできるので、メインコンテンツは広く、サブ情報は狭く、といった表示も可能。
ノートPC風のスタイルで文字書きマシンになる
本体をちょっと折り曲げてテキストを入力する際に、QWRETYキーボードを下部側に表示すれば超小型のノートPCのような感覚で使うこともできます。
本体を閉じた外画面でフリック入力もいいですが、このスタイルなら広い画面で全体を見ながら文章を考えて入力できるわけです。
筆者も実は折りたたみスマートフォンで原稿を書くとき、このスタイルで使うことがよくあります。
広角カメラは十分、超広角がやや惜しい
写真撮影をしてみましたが、日常的な撮影には十分使えると思います。
夜景もかなりきれいに写してくれました。
ちょっと気になったのが超広角カメラの画質で、曇り空や室内では同じ5000万画素の広角カメラより若干画質が劣ります。
センサーの違いだと思いますが、普段は広角カメラで運用して、どうしてもワイド撮影が必要な時だけ超広角にする、という使い方がよいかもしれません。
またマクロカメラもありますが500万画素と画質が低いため、室内の食事撮影などは広角でぎりぎりまで寄ったほうがいいでしょう。
以下、実際に撮影した写真です。
スマートフォンに「機能」より「大画面」を求める人に
nubia Foldは高性能なチップセットを搭載しつつ、カメラは必要十分な性能を搭載しています。
本体を開けば8インチの大きな画面を使うこともでき、動画もより楽しく視聴できるでしょう。
ペン入力は対応しませんが、オフィスデータの表示も十分広くできます。
エンタメも仕事も意外と便利に使えるのです。
そして最大の特徴は折りたたみモデルとしては価格が安いこと。
そのため普段使っているスマートフォンでは画面サイズが物足りない、あるいはそろそろ折りたたみスマートフォンに買い替えてみたい、なんてユーザーに向いている製品と言えそうです。
2年利用&返却とはいえ最安値は2万円台で買えるチャンスのある折りたたみスマートフォンはほかにありません。
ニッチなユーザー向けだった折りたたみスマートフォンも、nubia Foldの登場でユーザー層を大きく広げそうです。
▼Photo & Written by Yasuhiro Yamane/山根康宏
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