48歳、年収200万円の漫画家・中川学が自らの「婚活」を描いた漫画『婚マン 独りで死ぬのはイヤだ』。参加条件42歳~56歳の合コン形式の婚活パーティーに参加した中川氏。
――また婚活パーティーに参加されたそうですね
中川学(以下同) はい。「前回参加した新橋のパーティーのリベンジをしなければ!」と思いまして。神田で開催されたものに参加しました。
――新橋でのパーティーはかなり厳しい戦いでしたからね。
はい(遠い目)。男と女の駆け引きをする以前の段階で終わってしまった感じでした。
婚活パーティーや合コンの体を成していなかったですね(遠い目)。
――神田はどうでしたか?
新橋の時よりはよかったと思いますが、また違った戦いがありました。
――新橋のパーティーは街コン的な形式でした。神田はどうだったのでしょうか?
主催者側が決めたお店で飲食しながらお話をする、という完全に合コンスタイルのものでした。
――今回は自分たちでお店を探さなくてもよかったんですね。
はい。お店も料金もあらかじめ決まっていたので、そこのストレスはなかったです。ちなみに、男性の参加年齢条件は44歳~56歳、女性は42歳~54歳で、料金(参加費+飲食代)は、男性8200円、女性5200円でした。
――あらかじめ料金が決まっていると、あとで揉めなくていいですね(笑)
はい(遠い目)。小競り合いなしです!
――新橋では、自己紹介にすらなかなか辿り着けませんでしたが、神田ではどうでしたか?
自己紹介をする段階まで、主催者側のスタッフの方が仕切ってくれたので、スムーズにことが運びました。スタッフの方は20代と思われるアラレちゃん似の女性でした。自己紹介が始まると、その方はいなくなりました。去り際「あとは老いた方々で」と呟いた気がしましたが、空耳ですね(笑)
――その後の展開は?
参加者の中にとても好みの女性がいましたので、連絡先を交換すべく積極的に話しかけました。
――うまくいきましたか?
どうでしょうか…ぜひ漫画をご覧ください!
それはそうと、参加年齢条件から分かるとおり、ほぼ40代中盤以上のおじさんとおばさんが集ってトークを展開したわけですが、それでわかったことがありまして…。
――なんですか?
この年代は、それ以下の年代より、格段にマッチングアプリに抵抗があり、怪しいものだと思っている、ということです。
――なるほど!
で、なんでだろうということになったんですが、この捉え方の違いは「テレクラの記憶があるかないかなのではないか」という結論に達しました。記憶がある我々世代は、あのいかがわしさを体感してきたので、それの進化系(途中出会い系サイトを経由)と言えるマッチングアプリをとても警戒するのではないかと。
今の20~30代の人って、マッチングアプリに対して詐欺なんかに気をつけたりはするけれど、それほど抵抗がなく普通にやっていて、結婚まで至る人も少なくない。あと、マッチングアプリで出会うことを恥ずかしいと思っていない。
我々アラフィフ世代は、マッチングアプリによる出会いを、まだちょっと恥ずかしいって思っているところがあるんですよねー。じゃあ婚活パーティーは恥ずかしくないのか、という話になってしまうのですが…。

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