
総チャンネル登録者数200万人を突破した都市伝説系YouTuber・コヤッキーへのインタビュー。後編は話題を呼んだ「2025年7月5日の予言」について、コヤッキーの考えを聞いた。(前後編の後編)
前編
社員には専属コックも
――そもそも、コヤッキーさんのプライベートは謎に包まれていますよね。今、恋人はいますか?
コヤッキー(以下、同) 今、YouTube、音楽、そして飲食店も経営と全部が楽しくて。そもそもプライベートっていうものがないんです。
でも逆に言えば、趣味が仕事になってるから、365日がプライベートみたいなものかもしれないですね。
今、仕事が充実してるから彼女は欲しいとは思わないですし、結婚願望もないですね。好きなタイプ女性のタイプは三つあって、口が堅い、頭がいい、そしてショートカットであること、ですね。
まあ、僕を好きになってくれる方なら、どんな方でもありがたいです(笑)。選べる立場じゃないので。
――コヤッキーさんの会社には、現在40名ほどの社員がいらっしゃるそうですね。中には変わった役職の方もいるのだとか。
はい、弊社は普通のYouTubeの会社とはちょっと違って、演者や編集者、運営だけでなく、専属のコックがいるんです。やはり社員の健康が一番大事ですから、毎日コンビニのお弁当などではなく、栄養のある温かい食事をしてもらいたいという思いがありますね。
また、スタイリストではないんですが、チャンネルのリーダーが古着が好きなので、その都市伝説に合わせた洋服をセレクトしてくれるんです。
たとえば、収益が止まりました、というの動画の時には『help』と書いてあるロゴTシャツだったり。政治とか法律、難しい話題のときは親近感をもたせるためにカジュアルな服装にしたりと、服装にもこだわってくれています。
これから動画を見るときは、洋服にも注目してもらえたら嬉しいですね。
“7月5日の予言”について思うこと
――「2025年7月5日に災害が起こる」という予言が話題になりましたが、その日に立川で大規模なイベントを開催されました。当日は、予言の真相についても語られたのでしょうか。
漫画家のたつき諒さんが書かれた作品の中で、“2025年7月5日に災害が起きる”という描写があったんですね。僕も以前から動画で取り上げていたんですが、やっぱり反響が大きくて。
そういった不安が世の中に広がるこの日に、都市伝説テラーとしてあえてハッピーなイベントをしよう!って思ったんです。
有名声優の方や、芸人の島田秀平さんなどをゲストに迎えて、最高のステージになりました。内容は詳細にお話しできないんですが、たつきさんご本人から語られた“予言の真実”など、ドキドキするような企画が盛りだくさんでした。
――結果的に7月5日に大災害は起こりませんでしたね。予言についてご自身が思うことは。
これは常に視聴者の方にもお伝えしているんですが、備えることの大切さというものを発信していきたいと思っているんです。
今の時代、情報はどんどん短縮されて、人々の耳には届いても、心には届かない。例えば、『地震が来るかもしれないから備えて』って言われても、明日には忘れてしまう。
だけど、でも、“7月5日に津波が来る”と具体的に言われたら怖いし、ストーリーがあるからこそ記憶に残りますよね。
実際、このような発信を続けていたことで、震災の被害に遭われた方からは、『いつも動画で備えろと言われていたことで、常に車に避難グッズを積んでいたのですぐに避難できて助かった』というコメントも多くいただいています。
助かった命があるのなら、ある程度の批判は受けても発信してきた意味があるのかなと思っています。
あのアイドルに隠し子が…⁉ 未公開都市伝説を暴露
――それは素晴らしいことですね。こうして日々、都市伝説を発信されていらっしゃいますが、まだどこにも話していない未公開の都市伝説がもしあれば教えてください。
そうですね、芸能系でひとつあるとすれば…。某アイドル事務所の人気グループのメンバーに隠し子がいるという話があります。
ただ、そのメンバー本人はお子さんの存在を知らないらしくて。昔女の子とワンナイトしたら、子供ができてしまって、その方がメンバー本人には告げずに出産したそうなんです。
そして出産後、なんとそのメンバーではなく、事務所に連絡したそうで。
あまりにも人気の方なので公表されたら困りますよね?と。今でも事務所から、毎月300万の養育費をもらっているそうです。
そしてさらに怖いのは、その子供が大きくなったとき、その事務所に所属させてくれ、と頼んでいるみたいです。
何年か後に、本人の知らないまま親子共演することがあるかもしれない、というのが都市伝説ですね。
――今後の目標がありましたら教えてください。
武道館で都市伝説イベントを開催することですね。
武道館は、僕にとって“聖なる場所”なので、そこに“日本一あやしいイベント”をぶち込むって、面白くないですか?
世間に都市伝説というジャンルが認められないと、そこには立てないと思っているので、まずはチャンネル登録者数をもっと増やして、“その資格”を堂々と得てから挑戦したいですね。
――最後に、YouTuberを目指している方に向けたメッセージをお願いします。
「今すぐやれ! まだ遅くはない!って思います。
普通の仕事って、資格が必要だったり、年齢制限があったりするけど、YouTubeは今すぐ、しかも無料で誰でも始められる。それが一番の魅力です。
今、このインタビューをスマホで読んでいるなら、そのスマホですぐに動画を撮ってアップできるんですよ。始めることが成功の第一歩。もし落ち込んだら、僕たちの動画を観てください。
占いで良いことを言われたら信じ切って、悪いことを言われたら“外してやる!”ってモチベーションにすればいい。迷っている時間があるなら、とにかく始めてみてください。
唯一無二の世界観と、圧倒的な行動力で突き進んできたコヤッキーさん。その言葉の節々からは、「好きなことを極め抜く」ことの強さが滲み出ていた。彼が描く“武道館での都市伝説イベント”が実現し、次なる伝説が生まれる瞬間は、そう遠くない未来かもしれない。
取材・文・撮影/佐藤ちひろ