
市役所幹部職員の妻子持ちの男性とラブホテルに行っていた前橋市の小川晶市長(42)。市議会は10月3日、小川市長に対し自らの進退を速やかに決断して、明らかにすることを求める申し入れ書を提出した。
ベテラン男性市議らに電話で『辞職勧告は出さないでほしい』と訴えていた
前橋市の小川晶市長(42)が部下の市役所幹部職員の男性とラブホテルに通っていた問題をめぐって、市議会は3日、小川市長に早期の進退表明を求める申し入れ書を全会派共同で提出した。
一部の報道によると、申し入れ書では「小川市長に関する一連の報道は、市民に深い不信と失望を招いている」と指摘され、「社会現象にまで発展しているこの問題に対し、小川市長は説明責任を果たしておらず、小川市長の説明も真実として受け止められていない」と厳しく言及されているという。
小川市長はこれまで、市議会に対して2度、“ホテル密会”騒動について説明した。10回以上ラブホテルへ行ったことは認めたものの、「男女の関係はない」と述べている。
前橋市議によると、10月2日に開かれた説明会は約2時間にわたり、市議らからの質問が激しく飛び交った。
「議員からは『市長として、公人としてふさわしくないのではないか』という厳しい指摘が相次ぎましたが、市長は『皆さんといろいろ相談をしながら、まだ少し考えたい』と述べました。
出処進退については『市民の声を聞きながら判断した』とし、時折涙を見せながら話していました。涙を流しては止め、また流しては止めるという繰り返しで、答弁を続けていた印象です」(前橋市議)
小川市長の涙もろさは今日に始まったことではない。9月26日に開かれた市議会議員38人に向けた非公開の説明会でも、頬に涙が伝っていたという。
「ここでも小川市長は泣きながら、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんと謝罪を繰り返していました。もちろん、男女関係は認めず、進退についても具体的な言及はゼロ。
実は小川市長が9月27日から28日の休みの間、ベテラン男性市議らに電話をかけて、涙声で『辞職勧告は出さないでほしい』と訴えていたと聞いています。
さらに、ラブホテルを利用した理由について男性職員のXは『市長はすぐ泣いちゃうからホテルがいいと思った』と弁護士に話しているが、泣くからって人目がつかないラブホテルに入りますかね…」(同市議)
清原選手がタイプでカラオケの十八番は「瀬戸の花嫁」
ある群馬県議もこう証言する。
「昨年、ロータリークラブで驚いたことがありました。来賓で市長が出席していた会です。他のクラブの人が『我がクラブの重鎮が先月亡くなりました』とあいさつすると、小川市長が突然泣き出して……。市長は、その亡くなった方に会ったこともないはずなので、騒然となりました。人前でもよく涙を見せる印象があります」
この群馬県議は涙もろい小川市長とこれまで何度か口論になったことがあるが「『信じてもらえないのが悔しい』と泣かれて、論点をうやむやにされたこともあります」と不満そうに話した。
そんな涙もろすぎる小川市長、好きなタイプは元プロ野球選手の清原和博氏だという。
「体格が大きく筋肉質で、顔が日焼けして黒く、金のアクセサリーをじゃらじゃらさせているような、いわゆるヤンチャ系が好みと聞いています。有名人で言うと、まさしく清原和博さんだと。でも今回の男性職員は全く別のタイプの方です」
ある関係者は小川市長とカラオケの場に同席したことがあるという。
「市長になったあとのことです。前橋のスナックで、地元の政財界関係者らとの会合が行われていました。
歌うときは、とにかくぶりっ子でした。マイクを両手で持って、リズムに合わせて首をかしげて歌っていたんです。瀬戸の花嫁のイントロが流れると、小川市長と仲のいい周りのおじさんたちが『よ!』『十八番!』とか合いの手を入れていました」
当時の小川市長の服装は紺色のスーツで、この日は他人へのボディータッチなどはなかったという。
『瀬戸の花嫁』はお嫁にいく女性が故郷に別れを告げる歌だ。小川市長は、疑惑とさよならできるのだろうか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班