2025年10月、集英社オンラインで読まれた人気記事ベスト5をお送りする。第5位はクマ駆除と自衛隊についての記事だ。
2025年10月に、集英社オンラインで反響が大きかった人気記事ベスト5をお送りする。
第1位は、部下の幹部職員とラブホテルに通っていたことが発覚した前橋市長の記事。流出した動画には、ホテルから警戒しながら出てくる前橋市長の姿が映されていた。
第2位は従業員に売春を強制させていたガールズバーの店長と店員の記事だ。取材によって壮絶なパワハラの実態が明らかになった。
第3位は深刻な被害が続くクマの記事、第4位はガレッジセールの川ちゃんが相方と近況について語った記事、第5位はクマ駆除の自衛隊派遣について「自衛隊ができること」を弁護士に取材した記事だ。
第1~5位のランキングは以下の通り。
第1位
〈ラブホ前橋市長・ホテル動画〉ついに男性職員との密会動画が流出か…16分30秒の映像が物語る小川市長の“ウソ”「ホテルを出る際は異常に警戒して…」
第2位
〈池袋・ガールズバー〉「ブスで売上もないクセに…」新人従業員に400人相手に売春させ逮捕されたNo.1嬢と“ポエマー店長”…酒ビンで殴られ、給料も未払いのブラックすぎる職場
第3位
「幼稚園のすぐそばで女性の頭皮をはぐヒグマ」「逃げる12歳少年を後ろから…」ロシアで起きた忌まわしい事件から日本人は何を学ぶべきか
第4位
「仲が悪いときは長かったですよ」コンビ結成30年・ガレッジセール川ちゃんが初めて明かしたゴリとの距離…「睡眠をとれるのは移動中くらい」のブレイクをともに過ごした相方への思い
第5位
自衛隊はクマを撃てるのか? 元自衛隊レンジャー弁護士が語る“出動の現実” 「クマは銃剣で倒せます」
↓以下記事本編
相次ぐクマによる人身被害。環境省によると、令和7年度のクマによる死亡事故は10月27日時点ですでに10件。また緊急猟銃の実施判断を行ない、発砲まで至った事例は7件にのぼったという。そうしたなか、秋田県の鈴木知事は自衛隊派遣の要望に踏み切った。
相次ぐクマ被害…秋田県知事が自衛隊派遣を要望
クマによる人身被害が相次いでいる。
被害件数の多い秋田県の鈴木知事は、「状況はもはや県と市町村のみで対応できる範囲を超えており、現場の疲弊も限界を迎えつつある」(本人Instagramより)として、防衛省に自衛隊派遣の要望を行なった。
複数の人身被害が発生している鹿角市の担当者は次のように話す。
「今年の状況から言うと、クマが市街地の周りの里山を突破して、日常的に市街地の中に侵入し、目撃されるという状態が続いています。その結果、市街地では人身事故も多発しています。『市街地の住家にクマが立てこもる』という事態が日常的に発生している状況です。
クマの出没があれば、住民の方の安全を最優先にして捕獲などの対応を行ないますが、同じ市街地や集落の中で、同時に何件も目撃や立てこもりが発生している状態であり、とても対応しきれない、住民を守りきれないと、日に日に危機感を覚えながら対応しています」
担当者はこのように話した上で、「件数が多く、人手が足りない」とため息をつく。
「とにかくクマの出没件数が多い。それに尽きます。現場の対応も頑張ってはいますが、手が足りません。立てこもりなどの重大な案件も、年に何回かであれば『まあまあ多いかな』というような案件が、日に何件も起きています。
対策を講じるための人手が足りない状態なので、(自衛隊に)人手を貸していただけるのは大変ありがたいです。捕獲に限って言いますと、法令などもありますので、できる範囲で対応をしていただければと考えています」
「現状の法律では、自衛隊員が実弾の使用を許される場面は事実上ないに等しい」
自治体での対応が限界を迎え、自衛隊の派遣が検討され始めたクマ被害。そもそも自衛隊が派遣された場合にどういった対応が可能なのか。仮に自衛隊員がクマに遭遇した場合に、発砲することはできるのだろうか?
元陸上自衛隊隊員であり、レンジャー五領田法律事務所の代表を務める五領田弁護士に話を聞いた。
「現状の法律では、自衛隊員が実弾の使用を許されるという場面は事実上ないに等しいと思います。クマに遭遇した場合であっても、警察官や猟友会以上に“見えない縛り”があります」
五領田弁護士はこのように前置きした上で、「別の手段」があると話す。
「発砲しなくても『銃剣』を用いて何人かで駆除する、という形で十分対応できます。銃剣は普段は研いでいないのですが、法律上、銃剣を研ぐことに法律上の制約はありません。ですから、発砲せずとも、研いだ銃剣でクマを駆除することはできます。
銃剣道は白兵戦(至近距離での戦闘)のための武術であり、殺すためだけにつくられた武術なので、多分クマも勝てないと思います。銃剣道は戦時しか使いませんが、その能力は非常に高いです。いずれにしても発砲する必要はありません」
「クマの生態に関する研究はまだ歴史が浅い」
自衛隊員による発砲は「必要ない」と話す五領田弁護士。かつて自衛隊のレンジャー隊員だったときに、訓練中にクマに遭遇したこともあるいう。
「今から25年ほど前でしょうか。レンジャー隊員になった後に、先輩と訓練中にクマと遭遇したことがあります。その場所が、昔、クマに襲われて亡くなった隊員の碑があるところで、そこに入る時は空砲が配られるんです。
昔の『64式小銃』という、口径が7.62mmあるもので、空砲でも相当な破壊力があります。今の『89式小銃』は5.56mmなので、口径が全然違うんです。
そしたら、そこにクマ(ツキノワグマ)が出たんです。ただその時は何も思わなかったです。ヒグマは怖いけれど、当時はツキノワグマが人を殺すみたいなイメージはありませんでした」
ツキノワグマに対するイメージが現在とは異なるものだったと話す五領田弁護士。意外にも、クマに関する研究はまだ日が浅いという。
「クマの生態に関する研究は100年ほどとまだ歴史が浅いです。クマに遭遇したときの対策の一つに『うつぶせになって首を抑える』というものがありますが、実際に遭遇したら恐怖心でそうした行動が取れない可能性もあります」
最後に、自衛隊に期待できる対策として次のように話した。
「自衛隊には銃のスペシャリストがいます。自衛隊員としてではなく、たとえば猟友会の準構成員のような形で活動してもらう、というのは一つの手かもしれません。
また、自衛隊は人海戦術を得意としています。鳥や獣を追い出したりする『勢子』のような形で、100人とかで山追いするのも対策として考えられるのではないでしょうか」
クマによるかつてない規模の被害を一日でも早く食い止めるべく、国家レベルの早急な対応が求められている。
文/集英社オンライン編集部ニュース班

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