これといって体調が悪いわけでもないのになぜか気分が上がらない、どこか落ち込みやすい…そんな状態を経験したことはないだろうか。その背景には血糖値が大きく関係しているかもしれない。
医師である小池雅美氏の初の書籍『気分の9割は血糖値』より一部を抜粋・再構成し、気分の浮き沈みの原因やその解消を探る。
自律神経と体調
私たちの体調には自律神経が大きく関わっています。交感神経と副交感神経がバランスよく働いて体調が安定していると、朝はすっきり起きられ、仕事に集中でき、気分も安定して快適な1日を過ごすことができますし、休みの日も、心ゆくまで出かけたり遊んだりできます。
しかし自律神経が乱れてしまうと心身にさまざまな症状が現れます。
とはいえ、現代において自律神経は乱れがちです。自律神経は外界の変化、たとえば暑さや寒さでも乱れます。そこに過労、睡眠不足、環境の変化、暴飲暴食、偏った食事が加われば自律神経はさらに乱れてしまいます。
また、精神的なストレスも自律神経を乱す大きな要因です。職場の人間関係、家族関係、パートナーとの関係……。そして過去の経験、養育者との関係から自己肯定感が下がってしまった人。
いつもダメ出しをされたり、見捨てられ不安がある場合、自覚はなくてもつねに気を張って生活することになります。その結果、交感神経優位な状態が長くなり、自律神経の乱れから心身に不調が出やすくなります。
自律神経が乱れている人の特徴
自律神経が乱れている人、血糖の乱れを起こしている人によく見られるサインがあります。
まず手のひらがしっとりとしています。この湿っている状態を「うるおい」と勘違いしている人もいますが、汗はうるおいとは違います。
みなさんも自分の手のひらをチェックしてみてください。温かくてサラサラしていれば心も体も落ち着いているサイン。手がひんやり湿っているのは交感神経が刺激されているサインです。足汗、脇汗も同じです。
また交感神経が高まるとお腹の動きが止まるため、食欲が落ちたり、消化不良になったりします。緊張が強すぎて交感神経で対応できず、背側迷走神経(後述)が反応した場合は下痢を起こすこともあります。緊張するとトイレに行きたくなるのは、このためです。本来、排便や排尿はリラックスしたときに起こる体の反応です。
よく頭や首、肩が痛くなる人。特に夕方に痛くなる場合は筋緊張性の頭痛を疑います。
また交感神経が高ぶると末梢血管が収縮して血流が悪くなります。その結果、手足が冷たくなったり顔色が悪くなったりします。いつも指先が冷たくなる人は自覚がなくても交感神経がつねに緊張していると考えていいでしょう。
わけもなく不安になるといった精神症状も出ます。夕方になるとなんとなく寂しくなる人もいるでしょう。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)はとてもつらい体験をした後に、その記憶が心や体に強く影響を残し、日常生活に支障をきたす状態のことです。過去のつらいことが起こったときと同じような交感神経の緊張が起こると、記憶や体感が呼び起こされてしまいます。
血糖を維持するために交感神経の緊張が起こると、同様の交感神経の緊張があった過去の記憶が想起されてしまうことがあります。ここに疲れや冷え、鉄欠乏があると交感神経はさらに刺激されやすくなり、症状はなかなか改善しません。
自律神経を整える一番手っ取り早い方法
自律神経を安定させる方法は昔からさまざまなものが試みられています。呼吸、瞑想、ストレッチ、心地よい音やリズム、アロマやお香、入浴、睡眠などいろいろあります。
もちろんそれらも効果的ですが、時間が取れなかったり、手間がかかったり、場所に制限があったりと意外にもハードルが高いのです。そして自律神経を整える前に、それ自体を乱すものがあれば効果がぐっと落ちてしまいます。
暑さ、寒さ、不快なノイズ、睡眠不足、過労、緊張をともなう人間関係、痛みや貧血。そして何より生物として死に直結するエネルギー不足状態、つまり血糖の乱れがあれば自律神経をコントロールすることは非常に困難です。
ということは、まず血糖をコントロールすることが自律神経を整え、心と体の負担を激減させる手段ということになります。
エネルギー切れになりそうなときに、コルチゾール、アドレナリン・ノルアドレナリンなどで無理やり数値だけはちょうどいい血糖を保っていたとしても、そのために自律神経は乱れまくっている、という人がどれだけ多いことでしょう。優雅に泳ぐ水鳥がじつは水面下で必死に足をバタバタと動かしているのにも似ています。
「俺は元気! 大丈夫!」の背景にある自律神経の乱れ、これは自分でもなかなか気がつくことができません。
しかし血糖値を安定させれば、自律神経も自動的に安定します。難しいことは何も考えなくていい、まずはおにぎり1個をゆっくり食べればいいだけです。誰でもいつでも、すぐに始められます。
気分の9割は血糖値
小池雅美
気分の上がり下がりのカギは、血糖値が握っている。
何があっても動じない人は、血糖値が整っている。
意外かもしれませんが、血糖値はメンタル・体調とダイレクトにつながっています。
食後の眠気、夕方のイライラ、寝ても疲れがとれない、夜中の2時ごろ起きてしまう。
平日はコーヒーを何杯も飲んでがんばり、土日はダウン。焦燥感がぬぐえない。
そんな不調の根っこはじつは全部同じで「血糖値の乱高下」による自律神経への負担などから起こっていることがあります。
この本の目的は、「血糖コントロール」によって日々の不調をいっきに解決し、
あなたのもつ本来のポテンシャルを引き出すこと。
そして、ビジネスにおいて、ひいては人生においてベストパフォーマンスを出せるようお手伝いをすることです。
血糖値と気分はほぼリンクしています。そして、血糖値は自律神経ともリンクしています。
「血糖値が下がる(エネルギー切れ)=生命にとっての危機」であり、さまざまな不調の原因になりかねません。
それを逆手にとれば、仕事の成功や人間関係にも使うことができます。
本書では、静かでぶれない淡々とした状態=本物の元気を手に入れる方法をお伝えします。
【目次情報】
はじめに
第1章 「血糖値」を無視して最高の体調は手に入らない
第2章 「カフェイン」と「鉄不足」が体調をさらに悪化させる
第3章 血糖と自律神経が整い、パフォーマンスを上げる食べ方
第4章 血糖値が整う生活習慣とストレスコントロール
第5章 「血糖コントロール」で仕事のパフォーマンスを最大化する
第6章 「ゼロポイント」で最強の自分になる
おわりに

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