「43歳の今、ようやく私は私でいいんだという境地にたどり着いた」。そう話すのは、40代で初挑戦したグラビアをきっかけに、連日のようにSNSの切り出し記事が取り上げられる元NHKアナの竹中知華(43)さんだ。
「引っ込み思案だった自分に自信をつけようとイベントコンパニオンの仕事を経験」
今年11月に週刊プレイボーイで初挑戦したグラビア写真集が発売1週間で1万DLを売り上げたことが話題になった、ラジオ沖縄『華華天国』のパーソナリティ・竹中知華さん。
自身のInstagramは毎日更新されており、連日のようにショートパンツ姿や豊満な胸元などに注目した記事が出ている。
だが、ラジオ沖縄に入社する前の竹中さんのアナウンサー歴はあまり知られていない。竹中さんは「元NHKアナって書かれてますけど、中央(東京)ではなく地方所属の場合はキャスターなんです」と言う。そもそも学生時代はなぜアナウンサーを目指したのか。
「小学生までは目立ちたがり屋でしたが、中高時代は引っ込み思案になり、広島工業大学に進学したのも理系志望だったからというわけでもなく、なんとなくでした。でも3年生の時に自分に自信をつけようと、イベントコンパニオンの仕事をしたんです。
その時、司会をされていた女性がとても輝いて見えて。その方と帰りが一緒になった時に『あなたはとてもチャーミングだしアナウンス教室にでも通ってみたら?』と言ってくださったんです」
その女性に言われて初めて目の前に広がったアナウンサーという道。当時3年生だった竹中さんはテレビ局への就職活動のため1年間の留年を決意し、『東京アナウンスアカデミー』(現在は閉校)にも通った。そこには現在も活躍するアナウンサーが同期で数名いたという。
「就活ではもちろんキー局をすべて受けましたが、エントリーシートさえ通らない局もありました。あらゆる地方局も受けて、唯一内定をいただけたのが青森朝日放送でした。広島から単身青森に行くことには不安もありましたが、アナウンサーという夢が叶ったことのほうが嬉しかったです。
天気予報やパブリシティ番組などをお伝えするだけでなく、青森の桜祭りの様子などをリポーターとして伝えたり、記者として取材もしたりとあらゆる仕事をさせていただきました」
地元・広島県呉市でも雪は降るが、青森の雪はその比ではなかった。
「アパートのドアを開けるにも雪をかかないといけないし、車が雪に埋まっていたりすることもありました。冬は毎朝雪かきから始まるというのが当時はカルチャーショックでしたね。
車を運転中にホワイトアウトを経験したこともあります。でもそんな中で当時の上司が教えてくださった『アナウンサーに大事なのは知識と心と技術だ』という言葉は、今も大切に心に留めています」
東北時代に結婚と離婚を経験「やはりお仕事が好きなんですよね」
その後、岩手朝日テレビのリポーターになり、女性としての転機も迎える。
「東北時代に結婚と離婚も経験しています。その時に気づいたんです。私は誰かと暮らしを共にすることには向かないのだと。離婚後、改めて家庭に入るよりも仕事中心で動きたいという自分にも気づきました。
やはりお仕事が好きなんですよね。
数年間の東北時代だったが、その後、北から南へ大移動し、NHK沖縄放送局のキャスターとして入社。「正直に言うと最初はとてもシンプルで、『求人があったから』というのが転身の一番の理由でした」と打ち明ける。
「当時はもう一度自分をまっさらにして挑戦したい、という気持ちが大きかったと思います。結果的に沖縄は、仕事だけではなく、文化や歴史、人との距離感など、すべてが私の価値観を大きく広げてくれた場所になりました。NHK沖縄さんには7年お世話になりました」
NHK沖縄のキャスターとしては朝の5分のニュースのほか中継なども担当。
「その中で台風や災害報道、速報ニュースが入ってくることもありました。正しい情報を、放送を止めることなく視聴者に伝えるという共通の目的に向かって、みんなが同じ方向を向いていたあの緊張感と一体感は、今でも忘れられません」
また、沖縄という地で報道に関わる中で、欠かすことのできない「歴史」という面での学びもあった。
「アナウンサーとキャスターが一緒になって沖縄戦をテーマに朗読を行なう『朗読シアター』という会が年に一度開かれていました。戦争を体験したことのない私達が、声色を変えながらどれだけ戦争の体験談を伝えられるかを皆で考え、作り上げていった時間は、今でも心に残る大切な経験です」
NHK沖縄を退社した翌日に自費出版の写真集を発売
そんな貴重な体験をする中で、苦い思い出もある。それが「沖縄のパイナップルアナ」と書かれた週刊誌報道だった。
当時、竹中さんに直撃した記者は「出社前の竹中さんに声をかけました。
「その記者さんの直撃取材よりも前に、視聴者の方から『胸が気になってニュースが耳に入ってこない』などのご意見はいただいていました。出社して取材を受けたことを上司に伝えると『とりあえず今日は帰ろう』と私を車で送ってくれて、1週間、家にいました。
上司は視聴者からの言いにくいご意見も私に伝えないといけないし、視聴者にとっても見たくもない胸という情報が目に飛び込んでくるし、かといって私自身も悪くないし。誰も悪くないのにこういう事態になることに複雑な思いを抱えていました」
そんな中で、自分らしく生きていきたいと「フリーで生きていこう」と決断。NHK沖縄を退社した翌日に自費出版の写真集を出すことになった。
「さすがに週プレさんのグラビアみたいな水着にはなりませんでしたが、部屋着のようなラフな格好で私の素の感じを撮影していただきました。
『胸の人でしょ』とか『それで退社したんでしょ』ってイメージを払拭したかったし、胸のことをコンプレックスにしたくない思いもありました」
その後、ラジオ沖縄に入社してからは、より地域密着の取材活動を番組で流すように。
「親族がお墓の前でご馳走を食べながら親睦を深める『清明祭(シーミー)』という、沖縄県民にはお馴染みの風習に参加させていただいたり、より地域に密着した取材をさせていただき、その様子を番組で流したりしています」
来年1月19日で44歳になる竹中さん。なんとデジタル写真集の第二弾も準備中だという。
「前回の写真集で女性からは『同世代として勇気をもらった』と言っていただきました。
かつて胸が大きく見えないようにと隠していた竹中さんは、43歳の今まさに、胸を張って生きている。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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