「スピリチュアルにハマっているわけではないんですが…」 宇徳敬子が明かす心・身体・魂を整える「スローライフ論」
「スピリチュアルにハマっているわけではないんですが…」 宇徳敬子が明かす心・身体・魂を整える「スローライフ論」

90年、大ヒット曲『おどるポンポコリン』などで知られるB.B.クィーンズのメンバーとして歌手デビューし、その後も第一線で活躍、今年で歌手デビュー36年を迎えた歌手の宇徳敬子さん。現在の活動と意外なキャラクター、そして美と健康の秘訣を聞いた〈前後編の後編〉

前編

健康でないと歌は歌えない

ーーB.B.クィーンズのメンバーとして歌手デビューした後は、ガールズユニット「Mi-Ke」のメインボーカル、さらにはソロとして第一線で活躍している宇徳さん。2019年にご出演された『今夜くらべてみました』では、“奇跡の51歳”と称され、大きな話題となりました。

美しさを保つための秘訣を教えてください。

宇徳敬子(以下、同) 九州出身なので、子供の頃からたくさん日やけもしていましたので、自分の肌を甘やかさないという意味でも、クリームを重ねて塗るというよりは引き算も大切と思っているので、時々、肌断食をするようにしています。

普段、お仕事以外ではメイクはあまりしないので、しばらく何もつけないでいると肌のトレーニングじゃないけですけど、自然と潤うようになるんです。お天気が変わるように、お肌の状態も変わりますから、雨が降っていたら、しっとりしているから今日は保湿はいらないな、とデトックスをしたり。

常に保湿をしていなきゃいけないと、旅行とかで何もない時に困るじゃないですか。なのでクレンジングや洗顔はしっかりしていますし、乾燥をさせないためのシートマスクも買っていますが、なかなか減らないです(笑)。

――2023年に出演された『千鳥の鬼レンチャン』では、カラオケでサビの音を外さずに歌い切るというチャレンジがSNSで大きな反響を呼びました。ご自身ではどのように受け止めていらっしゃいましたか。

あれはもう、出させてもらうだけでいっぱいいっぱいで。健康意識を高めるためにハッピーになるものをチョイスしていることを話したら、いつのまにかスピリチュアルキャラになっていました(笑)。

スピリチュアルにハマっているわけではないんですけど、自分のリズムを作っていれば、他人に左右されないブレない自分軸という思いがあるんです。そうやって健康でいることを目指していないと、歌は歌えないと考えています。

最近では、健康、体力維持のためにホットヨガをやっていますが、汗をかきすぎて風邪をひいた事もあったので、体調を整え、鍛えるというより、ゆるめる意識で軽いストレッチや運動は続けていきたいと思っています。

イヤなことがあったときにすること

――宇徳さんのスピリチュアルなキャラクターは、当時話題になりましたね。Xでは、ツイキャスでの配信も積極的に行われていますが、どのようなお話をされることが多いのでしょうか。

ファンの方とコミュニケーションがとれるのが楽しくて。テーマは雑談にして、ハッピーな心の周波数が集まる場所になるといいな、とゆるい感じでやっています。

普段から言霊を大切にしているんです。やっぱり、ポジティブな言葉って気持ちも上がりますよね。毎週土曜日の22時22分からやっているので、遊びにいらしていただけたら嬉しいです。

――言霊を大切にしているとおっしゃる通り、宇徳さんの曲の歌詞は、「いつかこの愛の形が変わっても胸焦がす」など、素敵なものが多いですよね。

ありがとうございます。先ほどもお話ししましたが、やっぱり綺麗な言葉を使うことはとても大切ですが、溜めすぎるのもよくないので、ネガティブな言葉もたまには言っていいと思うんです。

嫌なことがあったら、思ったことを紙に書いて捨ててしまえば、それも心のデトックス。悪口はブーメランのように自分にも返ってきてしまうので極力ポジティブに書き換えます。

あと、これは20代から気をつけていることなんですが、都内にいると忙しいからつい自然のリズムを忘れてしまいがち、だからこそスローライフを大切にしています。そのおかげか、大病知らずであまり怪我もしないので、ちょっとの傷で少し血がでただけでも、キャー!って大騒ぎしちゃうんです(笑)。

行き詰まったこともあったけど…

――デビューから30年以上にわたり音楽活動を続けてこられていますが、“長く創作を続けられる理由”は、どこにあると感じていらっしゃいますか。

長くやってますので、それなりに悩んだこともあります。ライブをやらない戦略や、曲を作ってもリリースまでに時間がかかったりして、行き詰まったこともありました。ちょっと心を封印してピュアな思いのまま大人になりたい、と思ったり。

途中、コーラスのお仕事が増えてきて、サポートにまわったことは楽しかったですし、メンタルの成長の時間ができたんじゃないかな、と思っています。心、身体、魂、経済のバランスが必要、と考えていて、あまりガツガツせず、スローライフで自分の心を解き放つように…。

――ありがとうございます。現在制作されている作品や、今後予定されているライブ・イベントなどがありましたら、教えていただけますか。

昨年は12月にシェラトン都ホテル東京で初めてのホテルでのクリスマスランチショー&ディナーショーを行いました。ライブを本格的にスタートしたのは2010年ですが、まだまだ毎回、新人の気分です。

常に成長する、経験値を積む、そんな気持ちでやらせていただいています。

2月7日には、「Happy New Year Concert 2026~節分あけましておめでとうございます~」というコンサートもあります。また4月はバースデー月ということもあり、4/18(土)~1泊『宇徳敬子 Happy Birthday バスツアー 2026 in長野』開催します。
Official YouTube channelもほぼ毎月更新していますので、是非チェックしてください

                  ※

取材時間は40分間の予定だったが、宇徳さんのおだやかな語り口につられ、気づけば予定時間を大幅にオーバーしていた。「お時間、大丈夫ですか?」と尋ねる記者に、マネージャーが帰り支度をする横で「待って、これを飲み終わってから行くわ」と、宇徳さんはお茶をゆっくり飲みはじめた。

忙しい毎日でも彼女の時間はいつも穏やかに流れ、その空気に触れた人を自然と心地よくしてくれる。その“ゆるやかな時間”こそ、32年にわたり宇徳敬子として輝き続ける理由なのだろう。

取材・文/佐藤ちひろ

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