全国の放送局80社近くの入社試験を受けて全滅したという絶望的な経験を持つ元NHKアナの竹中知華さん。43歳の昨年末、初挑戦したグラビアのデジタル写真集が販売開始1週間で1万ダウンロードという空前の大ヒットを記録。
1月15日には宮古島ロケによる“おかわり”デジタル写真集を発売する。ラジオ沖縄の生放送番組を抱える人気パーソナリティでもある竹中さんに、ふだんの仕事ぶりやグラドル転身の噂を聞いた。
「前回よりリラックスして挑めたような気がします」
昨年11月に発売されたデジタル写真集は1週間で1万ダウンロードを記録、驚異の売上に販売元である週刊プレイボーイ編集部も「沸いた」という。担当編集者が語る。
「竹中さんはInstagramのフォロワーが31万人いらっしゃって、ある程度の数字は出るとは思っていましたが、発売後1週間で1万ダウンロードは最速記録です。ふだん水着にならない方の初グラビアということで撮影方針も王道路線で、その仕上がりに『これぞグラビアでしょ!』と部内も大盛り上がり。なので、すぐさま竹中さんの拠点でもある沖縄で第2弾を撮影しようとオファーしました」(週刊プレイボーイ担当編集者)
当初は沖縄本島での撮影を予定していたが、時期的なことと天候の関係で宮古島と伊良部島に変更。ロケ地は沖縄らしい赤瓦民家の宿やプール付きのヴィラ、一面の白い砂浜などで行なわれた。竹中さんに感想を聞いた。
「全日ほぼ雨で最終日だけご褒美かのように少し晴れ間が出たのですが、前回の千葉でのロケよりも私のホームタウンに近いだけあってリラックスして挑めたような気がします。宮古島の空気の中で、仕事の顔でも、素の自分でもない、その間にあるような時間が、自然と写真に写し出された気がします」
今回はビキニや下着姿だけでなく、男心をくすぐる眼鏡やニーハイタイといったアイテムを着用するなど、第1弾以上に攻めた写真が多数。その辺りはどう挑んだのか。
「眼鏡とニーハイタイツの衣装は、カメラマンさんからテーマは『謎の女教師風』と教えてもらいました。
撮影中にカメラマンさんから『グラビアは物語なんだよ』と教えていただき、そうやって求められる印象に当てはめていくこともまた、普段の仕事とはまた違う表現の仕方として勉強になりましたね」
担当編集者によれば「一部のタレント事務所が竹中さんを見て『いいね! うちの所属にならないかな…』との声もあった」という。
竹中さん自身は東京進出への思いはあるのかというと…?
「それは一切考えていません。私はNHK沖縄放送局をきっかけに沖縄に来て、その後フリーを経てラジオ沖縄でお仕事させていただいていて、社会人になってから沖縄歴が最も長いです。沖縄の人や地域に心から魅了されているし、ようやく溶け込んだ気もしていますので、今後も沖縄が拠点であることは変わらないと思います」
休まず放送を続けられていることが自信に
ふだん、ラジオ沖縄で毎週月曜から木曜と第5金曜に、14時30分~16時35分で放送される生放送番組『華華天国』のパーソナリティを担当している竹中さん。大晦日の12月31日はもちろん1月1日も放送し、さらに1月2日には番組内で取材をするなどかなり激務の様子だ。
「2020年9月の番組開始以来、このペースで本当に休まず放送を続けられていることに心身ともに鍛えられていますし、それが自信にもなっています。局内でリスナーさんからのメールを読んだり、リクエストを聞いているだけでなく、外に出て沖縄独特の伝統行事やお祭りも積極的に取材しています」
そんな中でも先日、沖縄でも行なわれた「二十歳の集い」の様子も取材したという。
「恩納村の二十歳の集いを取材しました。沖縄の二十歳の集いは同窓会色がとても強く、代々袴を着る文化があります。仲間と袴をそろえるために、アルバイトをして一生懸命お金を貯める子もいるほどです。
袴の背中に『仲間と家族に心から感謝』といった刺繍がある人もいて、その言葉に胸が熱くなりました。見た目は派手でも、それは『みんなで節目を祝いたい』という気持ちの表れで、決して荒れてるわけではありません」
竹中さんが沖縄の成人式(二十歳の集い)を取材し始めた5年前に比べて、その様子はかなり変わってきているという。
「私が沖縄の成人式取材を始めた頃は、正直に言うと、やんちゃな雰囲気の成人式もありました。改造車や横断幕にお金をかけたり、お酒を飲んで少し危険だなと感じる場面に出会ったこともあります。ただ、ここ数年取材をしていて強く感じるのは、今の20歳はとても落ち着いていて、しっかりしているということです」
将来の夢を聞くと、こんな熱い夢を語る若者もいたようだ。
「『消防士として人の役に立ちたい』『お笑いを支える放送作家になりたい』など、多くの20歳が具体的な目標を語ってくれました。そして何より感じたのは地元への想いの強さ。今は地元を離れていても、仲間との絆を大切にしたい、いずれは地元に恩返しができる人になりたいと話してくれる子もいて、とても心強く感じました」
ラジオを軸に広がる仕事の幅
今や沖縄歴10年になる竹中さんも、取材を通して新たな沖縄に出会うことがあり、そのたびにワクワクするのだという。
「去年は100年の歴史がある大宜味村・謝名城(じゃなぐすく)の道ジュネー(地域の青年が踊りながら集落を練り歩く行事)を取材しました。旗頭や踊り手の行列にいろんな仮装をした地域の皆さんが加わって、最後は山の上で踊りを奉納します。
派手な色のかつらをかぶったおじいさんやおばあさんに『仮装には悪霊を退散させる意味がある』と教えていただきました。沖縄には私の知らない不思議で魅力的な行事がたくさんあって、日々ワクワクしています」
行事だけでなく、沖縄初進出のグルメ系の店舗にはすぐさま食レポに行くという竹中さん。今回の宮古島ロケの当日はまさかの食レポの日だったのだとか。
「実は宮古島に入る日は沖縄に初上陸したハンバーガー店の取材がありました。
宮古島ロケが始まる前、「開口一番に『すみません、いろいろあって前回より太っています』と、言い訳から入ることになってしまいました(笑)」と話す竹中さん。2回目のおかわりロケがあったということは、3回目もあるのだろうか。
「それは今後またそのご依頼があった時に考えさせてください…」
毎日欠かさず元気な声を発信するラジオのパーソナリティという大きな軸があるからこそ、竹中さんの渾身の力をこめたグラビアは輝くのだろう。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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