〈水戸・ネイリスト妊婦殺害〉「初めてできた彼女…」モテなかった逮捕男の異常手口――ぬいぐるみに紛失防止タグ、被害女性の自宅を特定
〈水戸・ネイリスト妊婦殺害〉「初めてできた彼女…」モテなかった逮捕男の異常手口――ぬいぐるみに紛失防止タグ、被害女性の自宅を特定

茨城県水戸市のネイリスト・小松本遥さん(31)の自宅アパートに侵入して殺害したとして殺人容疑で逮捕された元交際相手の会社員・大内拓実容疑者(28)が、“紛失防止タグ“を仕込んだぬいぐるみを使って小松本さんの自宅を割り出していた可能性が浮上した。復縁を迫って執拗につきまとい行為を繰り返して拒否され、異常な執着のあげく殺意を募らせた計画的な犯行とみて県警は裏付けを急いでいる。

2人が交際期間中にデートで訪れたテーマパークのぬいぐるみに…

社会部デスクが解説する。

「2人は2年ほど前から一時期交際関係にあったが別れ、小松本さんは結婚して転居、夫の子をみごもっていた。大内容疑者はこうした経緯を知ってか知らずか復縁を迫って何度もSNSなどで連絡を取ろうとしたが、着信拒否などにあって苛立ちを募らせていた。

昨年暮れには共通の知人に小松本さんの転居先を執拗に聞き出そうとして失敗、そこで思いついたのが『ぬいぐるみ』作戦だったとみられます」

県警捜査1課水戸署捜査本部が小松本さんが自宅アパートに保管していたぬいぐるみを証拠品として精査したところ、紛失防止タグ(位置情報システムの一種)が見つかったのだ。社会部デスクが続ける。

「紛失防止タグは大内容疑者のスマホと連動していました。実はこのぬいぐるみは昨年末に茨城県内の小松本さんの実家に置き配を装って届いたものを小松本さんが自宅アパートに持ち帰ったものとわかりました。

ぬいぐるみは小松本さんが好んで収集していたキャラクターで、2人が交際期間中にデートで訪れた関東の人気テーマパークの主要キャラクターでもあった。

実家に届いた箱の中には、このテーマパークからの懸賞に当たったように見せかけるメッセージが同封されており、家族からの連絡を受けた小松本さんが油断して持ち帰ってしまったようです。

小松本さんは昨年12月27日、大内容疑者が相手とみられるつきまとい行為に関して県警に相談を持ちかけようと連絡したことがわかっていますが、面談するには至らなかった。もしかするとこのぬいぐるみについて、不審に感じていたのかもしれません」

はたして大みそかの夜、自宅を突き止めた大内容疑者が部屋着でくつろいでいた小松本さんを刃物や鈍器で襲撃、殺害するという最悪の事件に発展した。

「中学時代には浮いた話もなく、モテてはいなかった…」

県警が押収した大内容疑者の車の映像が、犯行時刻前後に現場近くの防犯カメラに記録されていた。何がそこまで大内容疑者を駆り立てたのか。

♯4でも報じた大内容疑者がよく訪れていた店舗関係者の証言にヒントがありそうだ。

「2、3年前に小松本さんと思われる女性と一緒にウチに来た事もあります。大内くんは『初めての彼女』とか『年上で姉さん女房なんだ』とかデレデレして、女性の方も楽しそうにしていました」

中学時代は剣道部員として過ごすなど「硬派」な少年だった大内容疑者は、多少奥手だったのかもしれない。中学時代の同級生の母はこう証言した。

「息子とは部活も違ったので遊んだりもなかったが、大内くんが親しくしている共通の知人が何人かいるそうです。性格は明るい方で、どこにでもいる普通の中学生。剣道部では表彰されるほどの選手ではなく、勉強もできる方とは言えなかったそうです。

息子が言うには中学時代には浮いた話もなく、モテてはいなかったとのことです。特徴としては注意散漫なところもあったり、一方でハマりやすいというか少し物事に固執しやすい傾向はあったようですね。

それでも人を殺すような凶悪犯罪とは結びつかないイメージだったので、息子の周りでは『本当にあいつが殺したのか』と話しているそうです」

物証を数多く残しながら、「事実無根。何も知らない」と否認を繰り返しているという大内容疑者。厳しい取り調べが続くことは間違いなさそうだ。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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