タレントのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ氏(85)が、23日に警視庁に傷害容疑で書類送検された。報道では当時の元マネージャーに殴る蹴るの暴行を加えたと報じられていたが、同日午後にはデヴィ氏の事務所が「『殴る』と表現されるようなものではございません(略)怪我を負うような行為は一切行われておりません」と表明。
事務所が表明「怪我を負うよう行為は一切行われておりません」
一部報道によると、デヴィ氏は2025年10月28日午後11時半から翌日午前0時頃に東京都渋谷区の動物病院で当時マネージャーだった30代女性に全治約2週間の怪我を負わせた疑いがある。
「デヴィ夫人の愛犬の容態が悪化したため、30代の女性マネージャーが渋谷区の動物病院へ連れて行ったものの、デヴィ夫人が到着したときには犬はすでに亡くなっていた。デヴィ夫人は病院の対応に対し大声でクレーム、仲裁に入ったマネージャーに殴る蹴るなどの暴行を加えたとみられている。病院関係者が110番通報し警察官が出動する騒ぎになりましたが、女性はその後、事務所を退社したようです」(社会部記者)
デヴィ氏といえば、2025年2月に犬猫の食用禁止の法制化を目指す「12(ワンニャン)平和党」を結成するほど、動物愛護の精神が強い愛犬家としても有名だ。平和党は25年4月に解散したが、自身は10匹の犬を飼っていた。
10月28日に亡くなった犬はデヴィ夫人のチワワで雄の太郎ちゃん(15歳)。1月24日のデヴィ夫人のブログに「株式会社 オフィス デヴィ スカルノ」名義で出された声明文には、こんな悲惨な状態で亡くなったことが記されている。
《小さなチワワの口には延命と称して直径およそ3ミリ、長さ14~15センチほどの、人間に使用するような管が挿入されておりました。状況を理解できず動揺する夫人の目の前で当直の若い男性医師が血だらけの管を一気に抜き、その瞬間ベッドには、横たわる愛犬を取り囲むように血の海が広がりました。その光景を目の当たりにした夫人は激しいショックを受けました。
(略)状況を確認すべく若い男性医師に詰問しようと身を乗り出しました。
さらに、以下のようにもつけ足されていた。
《報道にございますような「殴る」や「蹴る」といった行為、彼女が怪我を負うよう行為は一切行われておりませんことを断言いたします。全ては動物病院の防犯カメラに鮮明に映っております。》
目撃者が語る衝撃の現場「ブチギレ状態で怒鳴り散らしてた」
当日、その場に居合わせた30代男性によれば「僕は現場をずっと見ていたわけではないが、そのマネージャーらしき女性の胸のあたりを小突いたのは見ました」と話す。
男性がこの病院に到着したのは2025年10月28日午後11時頃で、まだデヴィ夫人が到着する前だった。しばらく待っていると紫色のツーピースのドレスを着たド派手なデヴィ夫人が連れの女性と慌ただしく診察室に向かうエレベーターに乗り込む姿が見えたという。
「自分のペットの診察で病院に来ていたのですが、僕の連れに『今のデヴィ夫人だよね』と言われて気づきました。約10分後、デヴィ夫人と先ほど一緒に病院に来た女性と、それとは別の3人の女性がエレベーターから降りてきて、デヴィ夫人がテレビで見るキレキャラよりもさらにヒートアップしたブチギレ状態で怒鳴り散らしてたんです。
「ここは犬殺しセンターです! ヤブ医者ばっかり。ヤブ医者ばっかり!』って……」
男性は、「エレベーターから一緒に降りてきた3人目の女性が『殴る』『蹴る』の暴行を受けたとされる30代女性マネージャーだと思う」と証言する。
「デヴィ夫人はその30代女性マネージャーに向かって『あなたは黙って。
怒鳴り散らしてもデヴィ夫人の怒りは収まる様子はなく、周囲も“ドン引き”状態だったという。
男性は自身もトラブルに巻き込まれることを恐れ、一連の騒動をスマホに記録したそうだ。男性がスマホに記録した当日のデヴィ夫人の音声をそのまま書き起こすとこのような内容だった。
デヴィ夫人「あなた! 聞いてください! いい? 犬殺しセンターです。ヤブ医者ばっかり。ヤブ医者ばっかりです! とんでもないです、ここ! こんな長い管を入れられて血だらけ、口から。どれだけ辛い思いしたか……。
(30代女性マネージャーに対して)あなた関係ない、どっか行ってよ! 犬殺しセンターです。ここはもう莫大なお金を取るんです。何十万て。何が説明よ、あんな若い先生、この子全然元気でした。
目撃者の男性によれば、デヴィ夫人は「あなた関係ない、どっか行ってよ!」と30代女性マネージャーに言った際に、胸をポンっと小突いたようで、女性マネージャーは「またですか」と呆れた様子だったという。
デヴィ夫人と20年来の知人「書類送検なんて『だから何』って感じでしょうよ」
騒動のあった動物病院内には目撃男性以外にも4、5名の飼い主がおり、みな自分のペットの身を案じているところだった。そんな飼い主たちにとって、デヴィ夫人の怒声はただ迷惑な騒音に過ぎなかった。
そんな空気をよそに、デヴィ夫人は周囲の飼い主に対しても「こんな病院やめなさいよ」というような声をかけていたという。30代男性は言う。
「これ、その場にいた誰かブチギレそうだなと思っていたら、ロビーにいた40代くらいの飼い主の男性が『俺はもう会計終わってんだよ、さっさと帰れよ』と怒鳴り返していました。
また男性は自身のペットの診察中に外を出ると、病院前にパトカー2台が停まっており、デヴィ夫人と30代マネージャーがそれぞれ隔離された状態で事情聴取される様子も目撃している。
30代マネージャーは「私、手をあげられました」と言っており、デヴィ夫人は「私は悪くない」と言っていた。それを聞いた男性は、たまらず警察官に「僕もポンっと小突かれてるのは見ましたよ」と伝えたという。
「デヴィ夫人は少し酔ってるようにも見えた。愛犬の死はもちろん悲しいと思うし、怒りもあるだろうけど、人目もはばからずあの激昂ぶりはさすがにカスハラだし、マネージャーに対しても理不尽だと感じました。それにヤブ医者とか何度も言うから、僕らのペットは大丈夫なのかと心配になりましたし……。夜間救急対応している動物病院は数少ないので、あまり騒ぎを起こしてほしくないです」
暴行の瞬間は今回の“小突き”だけだったのか、それともエレベーターから降りる以前や病院の外で行なわれたことなのかについては、男性は「わからない」と話す。
デヴィ夫人が騒ぎを起こした当該の病院に事実確認をしたが「こちらでは把握していませんので」の一点張りで、電話は一方的に切られてしまった。
デヴィ夫人と20年来のつき合いのある知人は言う。
「夫人はよく言えば正直、悪く言えばモラルがない方。誰かがスピーチしている時に後ろでしゃべっている人がいると、その方よりも大きな声で『あなた、ちゃんと聞きなさい』と言ってしまうような感じです。怒りは止められないというか、止める気もないでしょうね。
今回の件は延命処置という大事な処置を夫人に報告せずに判断して行なったので、夫人は怒ったのでしょう。そりゃ命からがらパリに亡命した過去がある人ですから、書類送検なんて『だから何』って感じでしょうよ。ともあれ、なによりも太郎ちゃんの冥福を祈ります」
警察まで駆けつけた今回の騒動、愛犬を喪った悲しみには同情するが、ペットだけでなくマネージャーや獣医、周囲に対しての“愛情”や“気配り”もお願いしたいものだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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