40歳で初海外、朝メシで1万円超の円安ドル高に驚きつつ、金属バットがグアムで感じた平和なひとときとは
40歳で初海外、朝メシで1万円超の円安ドル高に驚きつつ、金属バットがグアムで感じた平和なひとときとは

40歳で人生初海外の小林圭輔と、2度目の友保隼平の漫才コンビ・金属バットが仕事でグアムへ。日本語で進む入国審査、ココナッツの中身の意外な味、屋根から2メートル離れれば喫煙OK(?)な洗礼に驚きつつ、グアムで感じた平和なひとときとは。

40歳にして初めての海外旅行

—お二人は最近、お仕事でグアムに行かれたとうかがいました。友保さんは2度目、小林さんは人生で初めての海外だと。

小林 知ってます? 今パスポートってネットで作れるんですよ。

友保 え? 作りに行かんでええの?

小林 取りには行くけど。2週間ぐらいしたら来てくれみたいな。でも作るのは自分で写真撮って、マイナンバーカードでいける。でもさぁ、一個失敗したんは、パスポートの期限を5年にしてもうたんですよ。

友保 やってまうよなぁあれ。わしも5年やねん。ちょっと安い。2000円くらい安いんですけど、あの手間考えたら払った方がええもんな。

小林 40歳にして初めて海外やったら5年でいいか~と。

友保 まあ確かにね。

わからへんからね(笑)。

—初めての入国審査はいかがでしたか? 緊張しました?

小林 たぶんグアムがそうなんでしょうけど、日本語わかる人が多すぎて、日本語やったんで楽でしたよ。

友保 いや、人による。俺、英語やったもん。

小林 最後「楽しんできてね~」って言われたよ(笑)。

—食べ物は合いましたか?

小林 美味しかったです。米が主食ですし、何食うても美味かった。

—やっぱりグアムも喫煙事情は厳しいですか?

友保 いやすごいですよ、グアム。グアムもタバコ厳しい言うてるんですけど、屋根から2メートル離れたらOKなんですよ。

—え? どういうことですか?

友保 建物の屋根から2メートル離れたらもう大丈夫。なんかちょっとよくわかんなかったんですけど、要はどこで吸ってもいいんじゃないかって。

—室内はダメだけど、外なら……ってことでしょうかね。

友保 ただ5分に1回雨降るんで(笑)。

—グアム名物ってなんでしょう。

友保 スパムとかじゃないですか。1回ね、ローカルブレックファーストみたいなん頼んだら、米と卵とスパムやって。めちゃめちゃおかんのメニューやった。そんでコーディネーターの方に聞いたんですよ。「グアムの家庭でおかんが一番作る料理って何ですか?」って。そしたら「チャーハンです」って(笑)。めちゃめちゃこっちでしたね。

小林 日本だったことがあるんですよね、多分。

友保 そうそう、「大宮」っていう名前にしてな。めっちゃダサくない? 大宮っていう名前。

ココナッツの身を削って醤油とわさびで食べると日本食のあの味に

—知らなかった! そうなんですね。

友保 大宮島って呼んでたみたいですね。「明石」ってつけられた島もあったらしい。ひねれよ、名前を(笑)。もうちょい新しい名前欲しいでしょうよ。

小林 その時えらかった人の名前やったんかな。

友保 もうちょい食ってくれたらよかったのに、「南日本」みたいな。「ハイパー南鳥島」でもええし。大喜利してくれたらよかったのに。

小林 そう考えるとね、大宮は……

友保 ダサ大喜利(笑)。

—物価はどうですか? 高かったですか。

友保 ドル高いですからね。ええ加減にみんなでバーっと飯食っただけで全然1万円超える。

朝飯やのに。ちょっと怖いですね。あとめちゃくちゃキムチ売ってました。

—ハワイでマクドナルド行ったら1食3000円ぐらいかかるって言いますし。

小林 いやでも、グアムもそんなもんですよ。

—現地で一番楽しかったことはなんでしたか?

小林 バギーですね。

友保 バギー乗ったな。

小林 ジャングルみたいなところ走り回るんですよ。運転してるだけでも、横座ってるだけでも楽しい。交代交代で運転したんですけど。で、合間にココナッツにストローブッ刺して飲むみたいな。

—本当のココナッツジュース!

友保 あとココナッツの身削って醤油とわさび入れて食う。

俺、最初罰ゲームなんかな思った(笑)。あんまり食え食え言うんで食ったら異常に美味かって。

小林 うますぎたわ、あれ。

友保 「うわ、何やろこれ……知ってる味!」って言ったら、現地の人がニヤリ「ジャパニーズ・イカ」言うて。

—(笑)。ココナッツの身はイカ!

友保 うまかったなあれ。意味わからんかったけど。なんで原生林の真ん中でイカみたいなココナッツ食うて。

小林 バギーの休憩スポットみたいになってたよな(笑)。

友保 海外ってそんな興味なかったけど、ちょっといろんなとこ行きたくなりましたね。楽しいですよね。結局なんか、ニュアンスで分かる人と分からん人いてるんで、分かる人に当たったらおもろいなっていう。

わし英語でけへんので、言葉が雰囲気で伝わったら。

小林 前は「行きたくない!」ほどではないけど、でも遠いしあんま気乗りしなかったけど。前よりは、はい。

友保 でも全部収録終わってから、夜ホテルのベランダ出て、酒飲んでる、海見てる時最高でしたけどね。これが“チル”なんやって。

グアムで感じた平和なひととき

—いいですね~。

友保 そうやって海眺めてたら、遠くからべろべろに酔っぱらった暴言吐く外人がやってきて、正気に戻りました(笑)。

小林 滝も行ったよな。

友保 ああ横井さんの。(第二次世界大戦の残留日本兵)横井庄一さんが潜伏してたでおなじみの。横井さんのいた洞窟のレプリカみたいなんがあって、そこがもう遊園地になってるんですよ。

小林 チープなお化け屋敷もあってな。そこは楽しくはなかったんですけど。

友保 楽しくなかったやないよ。めっちゃくちゃおもんなかった(笑)。

小林 バギーのインストラクターさんに「いい滝がある」って言われてそこ行って、で、その人が滝の中、服で入ってって「お前らも来い!」みたいな。僕らも滝浴びながら、岩場に寝っ転がってタバコ吸うってのが一番“チル”でした。

友保 でもね、もう一人別のインストラクターで、めっちゃチョケてくるおっさんがおって。こっちは英語わからんのにボケてくるタイプのおっさんやったんです。滝でもめちゃめちゃ英語で話しかけてきて、俺が「え? 何言ってんの?」みたいな。

でも、あのとき何言ってたのか、後々聞いたら「この滝すごい心霊スポットなんよ~」「ココめちゃめちゃ激戦地やったんよ~!」って言ってたみたい。俺ら何も知らんと飛び込んでタバコ吸うて(笑)。

—平和な世の中でよかった(笑)。

友保 ほんまですよ。その横井さんの洞窟のレプリカ、実際横井さんはそこから2時間くらい歩いたジャングルの奥におったらしいんですけどね。仏像とかも立ってて、おごそかな感じなんですけど。

すぐ横に野外の実銃を撃てるとこがあって、ずっとピストル鳴ってて。「これ大丈夫なんか?」と。ちょっと不敬ちゃうかと思って、あんなとこで(笑)。全然おごそかじゃなかってんな、あれ。

—確かに平和の象徴であるべき場所ですね。

友保 そう、反戦を訴えてるはずやのに。めちゃめちゃバンバン撃ってて。

小林 チープお化け屋敷が一番不敬な気もするが(笑)。

取材・文/西澤千央 写真/石垣星児

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