寝起きに飲むだけで糖尿病をほぼ90%予防する飲み物って? ハーバード×スタンフォードの医師が提唱する朝に飲むべき3つの飲料
寝起きに飲むだけで糖尿病をほぼ90%予防する飲み物って? ハーバード×スタンフォードの医師が提唱する朝に飲むべき3つの飲料

朝起きて最初に口にする「飲み物」はなんだろうか? 実はその一杯が、将来の健康を大きく左右する可能性があるという。では、いったい何を飲んで、何を避けるべきなのか。

ハーバード×スタンフォードの医師の回答は……。

『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』より一部抜粋、再構成してお届けする。

朝起きた時にお勧めなのは水

コーヒーにはカフェインによる覚醒作用や利尿作用といった人によって都合の良い作用もあれば、悪い作用もあります。一方、それ以外にも体に良いこともたくさんあります。

私自身、個人的にコーヒーはとにかく好きで、毎日飲んでいます。

実はコーヒーには、血糖値を下げる働きがあります。カフェインの作用で血糖値は一時的に上昇しますが、クロロゲン酸というポリフェノールのおかげで、長期的には下げてくれます。

しかし砂糖をたくさん入れて飲んでしまうと、当然血糖値が上がってしまいます。ですから、大前提としてコーヒーはブラックで飲むのが一番良いのです。

特に起き抜けに加糖飲料をがぶがぶ飲んでしまうと、急激に血糖値が上がります。砂糖をたくさん入れたコーヒーはまさに加糖飲料です。朝の加糖飲料は糖尿病ではない人でも動脈硬化の原因になりますし、血管の内皮細胞が糖化するので、とにかく健康に悪いのです。

では、朝、起き抜けに飲むものは何が良いのでしょうか? 

それは単純に水です。

朝、起きたら、まず水を飲んでほしいのです。「寝る前の水は金」と昔からよくいわれていますが、その理由は寝ている間に汗をかくので、血液が少し濃縮され、脳血管障害の脳梗塞や脳出血を起こしやすいから、水分をきちんと摂って寝てください、というものです。

それは正しいのですが、朝、起き抜けにも水を飲んでほしいのです。単なる水だと物足りないならば、炭酸水にレモン半個分くらい絞ってレモン水にしても良いでしょう。

レモン水はビタミンCが入っていて、抗酸化作用もあります。ビタミンCがないとコラーゲンを作ることができないので、その意味でもお肌に良いのです。レモンは年中手に入りますし、さらに植物の液にはたいていポリフェノールも入っています。もちろん、スダチやカボスも良いですね。

ただし、レモン水にもお砂糖は入れないでください。加糖飲料になってしまうので、良い作用が台無しです。水、コーヒー、紅茶、お茶、レモン水など、朝、起き抜けに飲むものはとにかく砂糖抜きでお願いします。

コーヒーの有名な副作用に「眠れない」というものがあります。

カフェインは植物が持っているアルカロイドという有機化合物の一つです。アルカロイドは人体に作用が強いものが多く、カフェインの覚醒作用と利尿作用はその一例で、コーヒーを飲んでしばらくするとトイレに行きたくなるのはそのためです。

コーヒーにもポリフェノール

コーヒーにはポリフェノールがたくさん入っています。コーヒー豆由来のポリフェノールの正体は、クロロゲン酸という物質です。

抗酸化作用が非常に強く、体の中で起こる良くない酸化反応や炎症反応を抑えてくれる働きがあります。コーヒーは砂糖を入れなければ、体に良い成分をたくさん持っています。

それから、起き抜けに良いのはお茶です。

世界中に様々なお茶があります。日本でも一つの葉をいろいろな工夫をして様々なお茶を作ります。

みなさんがよくご存じのカテキンやタンニンは、種類も構造も異なりますが、全てポリフェノールです。だから朝に飲むのにとても良いですね。

ポリフェノールが血糖値を下げるメカニズムは、インスリンの感受性を上げるからといわれています。つまり、コーヒーやお茶などを飲むと細胞の側で反応が良くなり、インスリンの効果が上がるわけです。

また、腸からの糖吸収を抑えたり、インスリンの分泌を促進するといわれています。血糖値も下がる傾向があるので、水では物足りないという方は、コーヒーやお茶を飲むのが良いのです。

それと豆乳。大豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに構造が似ており、お肌がきれいになります。イソフラボンもポリフェノールなので血糖値を下げる作用もあります。豆乳は優秀な飲み物なのです。ただし、甘い豆乳ドリンクは、ご法度です。

文/梶原一人

『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』(かや書房)

梶原一人
寝起きに飲むだけで糖尿病をほぼ90%予防する飲み物って? ハーバード×スタンフォードの医師が提唱する朝に飲むべき3つの飲料
『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』(かや書房)
2025/11/81,760円(税込)224ページISBN: 978-4910364971

ハーバード大学に研究員として留学し、在職中に世界で最も権威のある科学雑誌『ネイチャー』『サイエンス』に論文を発表。スタンフォード大学医学部・神経生物学教室で研究を続け、現在「眼科かじわら アイ・ケア・クリニック」を開業している眼科医・梶原一人氏が、100年を健康に生きるための食事術を解説します。

眼科医が栄養学を語る理由は、目の健康が体、特に「血管」の健康と密接に結びついているからです。それはつまり、目の健康はもちろん、がん、糖尿病、高血圧、動脈硬化、認知症、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病、薄毛まで、加齢に伴う様々な悩みに「食」を通じてアプローチすることを意味します。

本書では、糖尿病や老化を促進する揚げ物などの「AGEs(終末糖化産物)」や甘い飲み物を避け、魚、ナッツ、野菜といった血管を元気にする食品を具体的に紹介。

34万人登録を誇る著者の人気YouTubeチャンネル「100年生きる!眼科チャンネル」の内容を基に、科学的根拠に基づいた「食べてはいけないもの」「食べるべきもの」を分かりやすく楽しく解説しており、あなたの目と体の未来を守る一生役立つ知識が満載です。 本書を読んで健康で100歳超えでも元気でいられる食事術を学びましょう!

編集部おすすめ