「何杯までなら店員に悪口を言われない?」ミスドの“おかわり自由”メニューをめぐりSNSで議論…気になる公式の回答は
「何杯までなら店員に悪口を言われない?」ミスドの“おかわり自由”メニューをめぐりSNSで議論…気になる公式の回答は

ミスタードーナツの“おかわり自由”メニューをめぐって、SNSでちょっとした議論が起きた。「おかわり自由」とはいえ、何杯も飲むのは店に悪いのではないか——。

そんな消費者心理が話題になっていた。

ミスドの“おかわり自由”メニューとは

ミスタードーナツ、略してミスドにはおかわり自由の商品がある。それは、「ブレンドコーヒー」「カフェオレ」「ロイヤルミルクティ」の3種。それぞれ、その商品を頼んだ場合、同一商品をスタッフに申し出ることでおかわりできる。

そんな中で、SNSで話題となったのは以下のような投稿だ。

「ミスドのロイヤルミルクティ何杯おかわりしていいの? 店員さんに悪口言われたくない。平均何杯までいいの? 不安で3杯目いけない」

無料で提供すると好き放題使われてしまい、有料化せざるを得なくなる店も多い昨今。今回共感を得たのは、使いすぎではなく、むしろ遠慮してしまうという優しすぎる悩みだった。

「私も3杯くらいで申し訳ないかも……てやめちゃう」
「おかわり魅力的だけど、悪いかなぁと思って、いつもストレートの紅茶にしていました」
「ミスドのおかわり自由、毎回店員さんに入れてもらうから申し訳ないなーと思い、2杯までにしていた人間です」

といったように、SNSでは同様の声が相次いでいる。

一方で、店員とみられるユーザーからは「一度に複数杯分を作るので少ないと捨てることになる」といった“内部事情らしき話”も拡散され、「むしろたくさん飲んでほしい」という声まで現れた。

結局、飲んでいいのか、控えるべきなのか。議論は広がっていった。そこで実際のところを、株式会社ダスキンのミスタードーナツ事業本部に聞いた。

まず気になるのは、そもそもなぜ「おかわり自由」なのかという点だ。

「おかわりサービスについては、ミスタードーナツの店内でお召し上がりいただく際にお客様にゆっくりとくつろいでいただくことを目的に1980年ごろより、コーヒーのおかわりサービスを開始しました。その後、『ミスド カフェオレ』『ロイヤルミルクティ』については各商品の発売時より、おかわりサービスを開始しております」(ミスタードーナツ事業本部・担当者、以下同)

なぜミスドのロイヤルミルクティはおいしいのか

つまりこれは“特別なサービス”ではなく、店内で過ごしてもらうための基本設計だという。それにしても、コーヒーはわかるが、ロイヤルミルクティがそのラインナップに入るのは珍しい。

「ロイヤルミルクティについては、その当時、ご要望が多かった紅茶のラインアップ拡充の声にお応えし、コーヒーが苦手な方にもドーナツと一緒に味わっていただけるおかわり自由なホットドリンクとして開発いたしました」

今回の投稿をきっかけにして、ミスドの“ロイヤルミルクティの味”に関する評価も急増した。「専門店レベル」とまでべた褒めする声もある。

実際に筆者も飲んでみたが、確かに一般的なチェーン店のロイヤルミルクティよりも、明らかに味が濃いような気がする。「これが本当のロイヤルミルクティか……」と、ちょっと大げさに言いたくなるタイプの味だった。

ドーナツチェーンのドリンクという印象を持っていると、少し意外にも感じるほどの仕上がり。しかもおかわり自由なのだからなおさらだ。

「ミスタードーナツのロイヤルミルクティは、厳選されたスリランカ産のウバ茶葉のみを使用し、力強い渋みと豊かな香りをお楽しみいただけるこだわりのミルクティです。ウバ茶葉で抽出した紅茶にまろやかなミルクを合わせることで、ドーナツとの相性もよく、飲み飽きず何杯でもおかわりできるすっきりとした後味に仕上げました」

ドーナツと一緒に何杯も飲めるよう、味の“濃さ”ではなく、“続けて飲める設計”になっているらしい。甘いものには絶対にブラックコーヒー派の筆者も、これなら確かにドーナツと合わせてもおいしいと感じた。

そしてSNSで特に拡散したのが「少量しか飲まないと廃棄が出る」という説なのだが、担当者曰く、「製造の際は複数杯分抽出しております」とのこと。廃棄が出るかは不明だが、確かにSNSで言われている通り、注文が入ると、一度に複数杯分を抽出する仕組みになっているようだ。

「何杯まで飲んでいい?」運営の答えは…

では結局、何杯まで飲んでいいのか。最大の疑問をぶつけてみると……。

「杯数制限はございませんので、お好きなドーナツを食べながら、おかわりサービスをご利用いただきごゆっくりお楽しみください」

今回の話をまとめると、ロイヤルミルクティは「たくさん飲むと迷惑なドリンク」ではなく、確かに「たくさん飲んでもいい」商品であった。

3杯で躊躇していた人は、安心して4杯目を頼んでいいのかもしれない。

ただ、提供されているサービスだからといって、そこに甘えて失礼なことをしたり、迷惑行為をしたり、食べ物を粗末にするのは絶対に違う。企業が顧客を信頼してくれているサービスだからこそ、こちらも信頼に応えるような使い方をしたいところだ。

※おかわりサービスはイートインのみ対応
※一部店舗では実施していない場合があります

取材・文・撮影/集英社オンライン編集部

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