「バツ3は勲章です」トリプル不倫から4度目婚へ…35歳元キャバ嬢がたどり着いた「結婚と幸せ」の結論
「バツ3は勲章です」トリプル不倫から4度目婚へ…35歳元キャバ嬢がたどり着いた「結婚と幸せ」の結論

18歳からの10年間で3度の結婚と離婚を経験した元キャバ嬢のえりなさん(仮名、35歳女性)が、昨年4月、ついに4度目の結婚を果たした。お相手はいったい、どんな方なのか。

4度の結婚生活での学びと、30代に入ってからの結婚観の変化について話を聞いた。(前後編の後編)

“トリプル不倫”の果てに…「お前、このままじゃ死ぬぞ!」

3回目の結婚生活が冷え込んでいた20代後半、神奈川でキャバ嬢として働いていたえりなさんはさらなる波乱に身を投じていた。当時、客として訪れていた名古屋出身で既婚者の男性・Aさんと初対面で意気投合し、“ダブル不倫”状態に陥っていたのだ。

しかし、そんな不倫関係もあっけなく幕を閉じることに…。

「些細なことがきっかけで、双方のパートナーにバレてしまい、夫から『殺されるんじゃないか』ってぐらい怒られましたね」(えりなさん、以下同)

しかし翌日、えりなさんの夫にも不倫相手がいることが発覚し、まさかの“トリプル不倫”劇へと発展。28歳で3度目の離婚を果たし、不倫相手だったAさんとの関係も解消。再びシングルマザーとしての人生を歩み始めることになった。

そこからAさんとは一切、連絡を取ることなく5年の月日が流れたある日のこと。地元の三重で息子と穏やかな日々を送っていたえりなさんのもとに一本の電話が入った。相手はAさんとともにキャバクラに来ていたAさんの職場の後輩男性だった。

「ひさしぶりに飯食おうよ」。

そんな呼びかけとともにえりなさんが東京に赴くと、そこには衰弱して変わり果てたAさんの姿があったのだ。

「顔に生気がなくて、もう死にかけてるんですよ。

事情を聞くと、まだ地獄のような結婚生活を続けていて、お小遣いは月数万円。笑顔すら作れない彼を見て、『これはやばいな』と思いました」

衰弱したAさんを前に、えりなさんは思わず、げきを飛ばした。

「私と一緒になりたいんだったら、どんな手を使ってでも離婚してこい。お前、このままじゃ死ぬぞ!」

不倫相手の男性と4度目の結婚へ

5年ぶりの再会を経て、2人は再び不倫関係となった。そしてその決着も、昼ドラ顔負けの展開だった。

「2人で2泊3日の北海道旅行から帰ってくると、GPSで居場所を突きとめたAさんの奥さんが、私の自宅前にスマホの動画を回しながら突っ立っていました。そこで話し合いとなり、最終的に慰謝料200万円を支払ったことで、Aさんは無事離婚が成立しました。ただ、去り際に奥さんから『家族ごっこ楽しんでね』って捨て台詞は吐かれましたけどね」

そこからAさんと交際3年を経て、昨年8月、35歳で4度目の結婚を果たした。

「私自身は全く結婚する気はなかったんです。彼もバツ1だし、私もバツ3だし、同棲はしていましたが、入籍はしなくていいかなって。でもマイホームの購入を検討した際、入籍していれば東京都から補助金が出ることを知り、『じゃあ入籍するか』って(笑)。すごい現実的な理由でした」

現在は都内のマイホームでAさんと息子とトイプードル1匹とともに暮らす。その生活はこれまでにないほど穏やかなものだ。

「彼は向上心もないし、自分の意見もないアホなんです(笑)。でも、とても優しくて頼りになる。それに継続が苦手な私にとって、一つの職場でずっと働いている彼を心から尊敬できるんです。私の言うことがすべて通る家庭で、息子とトイプードルがいる。幼少期に思い描いていた『理想の家庭像』に、今が一番近いです」

バツ3は「人生の誇り」「もはや勲章」

約15年にわたる4度の結婚と3度の離婚について、えりなさんは吹っ切れた様子でこう振り返る。

「10代から20代のころは正直、男を見る目なんて全然なかったと思います。理解力や学習スピードも人より遅いほうなので、同じことを何度も経験して、30代に入ってようやく気付けたんです。『刺激的な恋愛よりも、安定して平凡な日々こそが本当の幸せなんだ』って。それを教えてくれたのが、今の旦那さんですね」

18歳から28歳までの10年間で経験した3度の結婚。それぞれにどんな学びがあったのか。

「1回目は、結婚への理想がとにかく高すぎた。『若くして結婚して子どもを産みたい』って気持ちが強すぎて、現実とのギャップにがっかりしてしまった。

2回目は“デキ婚”でしたが、ちゃんと順序を踏むって大切なんだなって学びましたね。しっかりお付き合いして、結納して、入籍する。その過程には意味があるんだって。順番が違うと、どこか曖昧になってしまう部分はあったと思います。

3回目は、顔だけじゃなくて、中身をちゃんと見ないと後悔するよってことかな(笑)」

そんな3度の結婚と離婚を経て、えりなさん自身も“結婚観”に変化があったという。

「結婚はかつては“理想”、今は“現実”ですね。『どうしたら幸せな人生を歩めるか』って考えたとき、まず現実をしっかり受け入れなきゃいけないって思いました。

結婚って、一人で頑張るものじゃない。自分も相手も受け入れたうえで、家族として一つのものを作り上げていくことが結婚なのに、若いころはそれを知らず、一人で理想を叶えようとしていました」

バツ3という肩書きに対し、心無い言葉を投げかけられることもある。しかし、えりなさんは「何とも思ってないです」とあっけらかんと言い切る。

「今は多様性の時代で、結婚するも、しないも選べる。結婚しなきゃいけないって風習もなくなってきて、結婚しない人生も十分幸せだと認められる世の中ですよね。

それでもこの15年間で『私と結婚したい』と言ってくれた男性が4人もいたんですよ。

それって自分の人生の誇りだし、もはや勲章でしょ。バツ3は武器だと思ってます。隠す必要もない。だって離婚経験は結婚しないとできないですからね!(笑)」

波乱続きだった20代を経て、4度目の結婚でついにたどり着いた理想の家庭。「今が一番幸せ」と語る彼女の表情は、かつての刺激を求めていたころと違い、とても穏やかなものだった。

取材・文/集英社オンライン編集部特集班

 

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