16歳から30歳までの14年間で3度の結婚と離婚を経験してきた木下有紗さん(38)。現在、3人の子どもを持つシングルマザーだが、一昨年、16歳で産んだ長女が20歳で出産したことから、36歳で孫がいる“おばあちゃん”になったという。
ズバリ、4度目の結婚は?
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――16歳から30歳まで、3度の結婚と離婚を経験されてますが、今後4度目の結婚についてはどうお考えですか?
木下有紗さん(以下、同)30歳で離婚してから4年間、結婚を視野に入れて交際していた方はいたんですが、結果的に破局してしまって…。今は、結婚への強いこだわりはなくなったけど、やっぱり一緒に人生を添い遂げる人がいたらうれしいですね。
――16歳のときは、結婚に対してどのようなイメージや期待を持っていましたか?
実は、当時から結婚に対してはかなり現実的な考えを持っていました。というのも、私が2歳半のときに両親が離婚してるんです。はっきりではないですが、夫婦喧嘩をしている場面の記憶が薄っすら残っていて…。
――2歳のときの記憶が残っているんですね。
はい。そのとき、強いストレスを感じて気分が悪くなり、吐いてしまったことまで覚えています。幼いながらに、すごくしんどかった。そうした経験があるからこそ、結婚に対しては夢や理想を抱くことはありませんでした。「人と人が一緒に暮らせば、何かしらの問題は起きるものだろう」という感覚でしたね。
――それでも結婚を選んだ理由は何だったのでしょうか。
一番大きかったのは、「子どもがほしい」という気持ちだったと思います。自分が母子家庭で育ったこともありますし、仲の良いご両親のもとで育った友人を見ていると、やっぱり精神的にも安定しているなと感じることが多くて。愛情をしっかり受けて育ったんだな、というのが伝わってくる。だから、「私もそんなふうに子どもを育ててみたい」って、16歳ながらに思っていました。
3度の離婚から学んだ、交際時に無視してはいけない「違和感」
――16歳、23歳、27歳と3度の結婚で、それぞれ学んだことを教えてください。
1回目の結婚は、「言いたいことはきちんと伝える」ことの大切さです。一時期、夫が精神的に不安定になってしまったこともあって、私は何も言わずにそばで見守っていたんですが、今思えば、もっと“鬼嫁”になって尻を叩けばよかったなと思います。
――2回目の結婚では、経済的DVやモラハラの末に離婚裁判になり、1歳半の息子さんを児童相談所に預けるという過酷な状況も経験されています。そこから得た教訓は?
「自分の“違和感”を信じる」ことですね。振り返ると、交際当時から違和感はあったんですよ。自分の価値観や、それまで積み上げてきたものをすべて否定されるような言動があって…。でも当時は、「私の心が狭いのかな」と受け流していました。
――好きな気持ちがあるからこそ、違和感に目をつぶってしまうこともありますよね。
そうですね。ただ、結婚して数年が経って、恋愛感情が落ち着き、家族としての関係になったときに、その違和感を受け入れ続けられるのか。今の自分なら、当時の自分にそう問いかけたいです。自分の大切なものを否定してきたり、嫌だと感じることを平気でしてくる相手とは、無理をして一緒にいる必要はないと思います。
――3回目の結婚では、夫の“たび重なる不倫”が原因で離婚されていますが、そこから学んだことは?
「不倫が発覚したときは、慌てずに相手を泳がせて証拠を集める」ことですね(笑)。
――1度目の離婚を経験した時点で、「もう結婚はいい」とは思わなかった?
1回目の結婚は、夫の仕事がうまくいっていた頃までは、本当に幸せだったんです。結果的に離婚にはなりましたが、その幸せだった時間の記憶が強くて、「もう一度、ああいう幸せな家庭を築きたいな」って思ったんです。
ーー2度目の離婚後、3度目の結婚に至った理由も同じだったのでしょうか?
3回目に関しては、「2度あることは3度ある」なのか「3度目の正直」なのか、自分で確かめてみたかったんです(笑)。
「バツ3」ならではのエピソード
――現在は「結婚にこだわりはない」とのことですが、もし4度目の結婚をするとしたら、お相手にどんなことを求めますか?
まずはメンタルが安定していること。あとは、それなりに苦労を経験してきた人がいいですね。「お互いいろいろあったね」って、お酒を飲みながら語り合えるくらいの人生経験はほしいですね。逆に、いい年齢になっても世間をあまり知らないような、生粋の“箱入り息子”みたいなタイプは合わないかなと思います。
――現在はマンションの一室でサロンを運営しながら、新競技・ハイロックス(1kmのランニングと8種類のワークアウトを交互に行なう屋内フィットネスレース)にも取り組まれているそうですね。お子さんも22歳、15歳、11歳と成長されていますが、今後の目標や夢を教えてください。
一番上の娘が一昨年出産して、36歳でついに“おばあちゃん”になりました。これからの夢は、いつまでも元気に動き回れるアクティブなおばあちゃんでいることですね。
――「バツ3」ならではのエピソードがあれば教えてください。
恋愛や結婚、離婚についての相談は本当に多いですね。それと、「16歳で結婚・出産した」と話すと、必ずと言っていいほど「ヤンキーだったの?」「地元どこ?」って聞かれますね(笑)。
あとは、「バツ3」という肩書きを面白がってポジティブに受け取る人もいれば、「えっ、やば…」ってネガティブに捉える人に分かれるので、相手が表面的な情報だけで人を判断するタイプかどうかを見る、一つの指標にもなっています。
――最後に、同じような離婚を経験された方々にメッセージをお願いします。
離婚は悪いことではなく、幸せになるための一つの選択肢だと思います。私自身、自分と子どもたちを守るために離婚を選びましたが、結果的に離婚後のほうが、家族みんなが幸せだと感じています。
もし「今が幸せ」と思えているなら、離婚という選択肢は間違いではなかったと思います。
取材・文/木下未希 集英社オンライン編集部特集班

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