〈池袋ストーカー殺人・親族の告白〉「彼女ができたんだ!」と母親に自慢していた廣川容疑者(26)幼少期に両親が離婚、学生時代は「沖縄で水泳頑張っていた」大学受験は失敗
〈池袋ストーカー殺人・親族の告白〉「彼女ができたんだ!」と母親に自慢していた廣川容疑者(26)幼少期に両親が離婚、学生時代は「沖縄で水泳頑張っていた」大学受験は失敗

東京・池袋のサンシャインシティ内の「ポケモンセンターメガトウキョー」でアルバイトの春川萌衣さん(21)が殺害された事件で、自殺した廣川大起容疑者(26)が、自分に彼女ができたと母親に知らせていたと親族の一人が集英社オンラインの取材に証言した。幼少期には沖縄で水泳に打ち込んでいたという廣川容疑者。

なぜストーカーになり、かつての交際相手に手をかける暴発に至ったのか。

「大学受験に失敗し、しばらく沖縄で働いていた」

「原因…本当にわからないんです。なんでって思ってしまいます、本当に…。相手のお子さんがね…」

親族のA子さんは28日、憔悴しきった表情で震える声を絞り出した。

廣川容疑者は幼少期に両親が離婚し、小学校低学年の時に母親と共に関東地方から沖縄へ移って生活していたという。そのころから「水泳で頑張ってたんですよ」とA子さんは言う。

当時の新聞記事によれば背泳ぎの選手として何度も大会で上位入賞しており、中学時代は800メートルリレーのメンバーとして県中学校新記録で優勝したとも報じられている。

「東京の方で大会があり、沖縄代表に選ばれて出場するために東京駅までやって来たのを私が迎えに行った記憶があります。それが多分彼と会った最後で、その後は10年以上、ずっと会っていませんでした」とA子さんは話す。

ただ時々連絡をとり合っていた廣川容疑者の母親に、本人が大学受験に失敗ししばらく沖縄で働いていたと聞いたという。

春川さんからのストーカーの相談を受けた警視庁八王子署の記録などによれば、廣川容疑者は2023年12月ごろ八王子市内のアルバイト先で春川さんと知り合っている。この時には関東へ戻り、八王子市内で一人暮らしをしていたとみられている。また母親も数年前に神奈川県内に戻ったという。

「大起の母親は体調が良くなくて、庭の雑草が伸び放題になっても抜いたりできないから私が手伝いに行こうとした時もあったんです。でも『大起が来てくれて抜いてくれた』ってLINEで言ってきて、『大起はえらいね』なんて返したりしていたんです。

それで、1年以上前にはなると思うんですけど、母親から『大起に彼女ができた』っていう連絡もきました。その彼女さんがどのかたなのか、まではわからないですけど」(A子さん)

「昨年12月のストーカーによる逮捕も知らなかった」

2024年10月から始まった廣川容疑者と春川さんの交際は1年も続かず、昨年7月ごろには終わっている。春川さんが以前から希望していたポケモンセンターにバイト先を変えたことに廣川容疑者が不満を抱いたことで春川さんが別れることを決めたとも伝えられている。

離れていった春川さんに付きまとい行為を始めた廣川容疑者は、昨年12月にストーカー規制法違反容疑で通常逮捕され、今年1月にも春川さんを盗撮したとの性的姿態等撮影処罰法違反容疑で再逮捕された。

そして「もう近づきません」と宣言し、略式起訴され罰金を払って1月30日に釈放されたが、2か月も経たない3月26日夜、ポケモンセンターで春川さんを襲撃した。

「レジカウンターの中で働いていた春川さんに向かっていった容疑者は、倒れた春川さんと自分を、意識がなくなって倒れるまで刺し続け、その凄惨な犯行の様子が防犯カメラに映っていました」(社会部記者)

A子さんは、“彼女ができた”と廣川容疑者の母親から教えられた後、別れたという話は知らされなかったという。昨年12月のストーカーによる逮捕も知らなかったため、今回の事件が報じられた直後、廣川容疑者が関わっていると想像できるはずもなく、「なんで最近こんな事件が多いんだろう」と思っていたという。

「きのう(27日)になって大起の母親からLINEがきて(容疑者が廣川容疑者だと)知らされたんです。『どうしたらいいのか』『信じられなかった』って。私も、どうしたらいいのかわからないです…」(A子さん)

母親が暮らしていた神奈川県内の民家は一階の窓の内側に黒いカーテンがかけられており、閉め切られていて人の気配はない。

春川さんの命を奪い、動機を語ることも罪をあがなうこともせず自らの人生を断ち切った廣川容疑者。春川さんの遺族や周囲を悲しみのどん底に突き落とすだけでなく、自分の家族にも塗炭の苦しみを与えることになると、少しでも想像しなかったのか。                                  

※「集英社オンライン」では、今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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