〈スタバ卒業投稿で炎上〉「少し怖くなった瞬間も…」ミス日本・安井南が明かす誹謗中傷の実態と人間の怖さ
〈スタバ卒業投稿で炎上〉「少し怖くなった瞬間も…」ミス日本・安井南が明かす誹謗中傷の実態と人間の怖さ

「スタバ店員卒業」と投稿した自身のSNS大反響を呼び、祝福と中傷との炎上の渦中に立たされた元ミス日本(水の天使)の安井南さん。揺れるSNSの空気に戸惑いながらも、その経験を糧にしようとする彼女を直撃。

今春、大学もスタバ店員も卒業した現在の率直な思いを聞いた。

「少し怖くなった瞬間もありました」でも…

――先日、安井さんの「スタバ店員卒業!」というX投稿が5200万インプレッションを超える反響がありました。

安井南(以下、安井) とても嬉しかったです! 今までもスタバ店員として話題になることはありましたが、「スタバ店員卒業」の投稿が自己最高記録でした。しかも自分の話題でさまざまな議論が繰り広げられていたので、とても興味深くリアルタイムですべてじっくり見ていました。

――実際、バイトはどれくらいの期間、頻度でどんな仕事をされてましたか?

高3の進路が決まった頃から、横浜ベイクォーター店で働いておりました。最初は週3で出勤していて、最後の方は、週1出勤になりました。長時間シフトに入れていたわけではないのですが、2024年に選ばれた「ミス日本」や芸能活動の収入も少しあったので…。

仕事内容は、注文を受ける人、ドリンク作成をする人、店内の環境を維持する人、マルチにサポートする人、で分かれていて、そのすべてを担当していました。

――どんな業務が好きでしたか。

私はレジ業務がすごく好きでした。もともと中学生の頃、レジで注文に悩んでいたときに、カスタムを楽しく教えてくれた店員さんがいて。朝、仕事前に立ち寄ったときも「おはようございます」って気持ちよく挨拶してくれる方がいて、こういう人たちがいる場所って素敵だなと思ったのが、働き始めたきっかけでした。

レジの好きなところは、お店の第一印象を担えるところだと思っています。

たとえ列が長くてお客様をお待たせしてしまっても、「待ち時間長いな」ではなくて、「人気なんだな、すごいな」っていうポジティブな気持ちに変えられるような接客をしたいと思っていました。

お客様が喜んでくださる表情を見るのが本当に好きで。“今日はいい日だったな”って思ってもらえたら、私にとってもいい一日になるんです(笑)。

――「卒業おめでとう!」の声がたくさんある中で、心ない誹謗中傷の声もありましたが、どう対処さましたか?

SNSって誰でも簡単に発言できて、それが一瞬で届いてしまうツールだと思います。

普段は声に出さないようなことでも、そのまま表に出てしまうというか。みんなが心の中で思っている気持ちって、実はこういうものなのかなって感じて、少し怖くなった瞬間もありました。

でも、「そういうもんだよな(笑)」と思いつつ、実際に誹謗中傷を受けた経験があるからこそ、これからは同じように苦しんでいる誰かの力になれるかもしれない、という気持ちにもなりました。

SNSにはヌンチャクや刀を振り回す動画も…

――具体的にどういうことですか。

SNSのコメントって、波のようで、最初は温かいコメントが多くても、ひとつ強い言葉のコメントが注目されると、そこから一気に流れが変わって、同じようなトーンのコメントがどんどん増えていくんです。

さらに、それに対して反論する声が目立ち始めると、今度は意見ごとに派閥のようなものができて、争いに発展していく。通知を見ていると、「今の時間帯は祝福の空気だな」とか、「今は冷笑する流れだな」「今は俯瞰して語るのが主流だな」と、空気の移り変わりがはっきり分かる瞬間もありました。

SNSでの誹謗中傷は、テレビを見ながら野次を飛ばすのとは違って、とても手軽である一方で、確実に記録として残ってしまう行為でもあります。

だからこそ、投稿ボタンを押す前に、ほんの少しでも冷静になる時間があれば、状況は変わっていくのではないかと感じました。

――安井さんのSNSには華奢な体でヌンチャクをブンブン振り回す動画などありますが、剣道もされていて活発な学生生活だったのでしょうか?

いちばん若くて、体も動く今だからこそ、自分にできることや、やりたいと思ったことには全力で向き合ってきました。

家にいる時間は、本当にお化粧するときと寝るときくらいで。朝早く起きて大学の1限に行って、そのまま仕事をして、また5限を受けたり、地方に行ったりと、毎日がめまぐるしく過ぎていきます。

でも、その分、感性がどんどん刺激されている感覚があって、毎日がすごく濃くて、本当に幸せだなと感じています。

――2026年3月には大学も卒業されました。社会人1年目として、今後の活動について教えてください。

私の目標は、武士道精神を世の中に伝えていくことです。ヌンチャクや刀の動画を発信しているのも、その思いがあるからで、「かっこよさ」や「面白さ」を切り口に、自然と興味を持ってもらえたらと思っています。

幼い頃からさまざまな武道に触れてきた中で、日々の鍛錬が自分の軸や揺るがない自信につながることを実感してきました。

SNSでは、言葉が簡単に届くからこそ、その流れに影響されてしまう怖さがありますが、だからこそ流されない軸を持つことが大切だと思っています。武士道精神と、スタバで培った人に寄り添う姿勢で、強く優しくほっこりするような存在でありたいです。

取材・文/集英社オンライン編集部

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