元スピードスケート選手・小平奈緒が19日、自身のインスタグラムを更新した。
【画像】「Nao杯をきっかけに」小平奈緒、将来ある子どもたちへエールを送る!
「通称“丘リンク”と言われる北海道の天然スケートリンク。」と綴り、3枚の写真をアップ。
続けて「全中で初めて北海道の選手の滑りを観た時、目の前にいる強い選手たちが普段どんなところで練習に励んでいるのか知りたいという気持ちをずっと持っていました。本州の選手にとって、北海道の選手たちは憧れの存在だったと思います。」とその頃の想いを振り返った。
さらに「一昨年、北海道での講演をきっかけに約束を交わした女の子のお陰で、そんな憧れの地、北海道の大自然の中で滑れる機会をつくることができました。」と、今回の訪問につながったエピソードを語り、
「『明日は、みんなと一緒に滑りたいという人が来ます。なるべく休まないように練習に来てください。』というコーチの謎の連絡を受けて子どもたちは頭の上に?マークを浮かべていた中、ひとりの女の子は確信していました。『絶対、小平奈緒選手だと思う。だって約束したもん!』」と、子どもたちとの心温まるやりとりを共有。
「リンクへ向かう途中、子どもたちの反応を思いながらドキドキワクワクしていました。リンクに着くと、満面の笑みで近づいて来る兄妹がいました。一昨年講演に来てくれた2人でした。」と再会の喜びを語った。
「外気温はマイナスの世界。思ったよりあたたかいという日でしたが、滑り始めて2周で指先は凍りつきました。笑 でも子どもたちと滑るうちに、なぜか足があたたかいかもしれないと思い込む自分がいました。」と笑いを交えながら綴り、
「翌日は近隣市町村の大会へ応援に レース前でも私を見つけて手を振る子どもたちの姿を見て、あぁ私もこうだったな、と想い出しました。」と微笑ましい光景を共有。
「現役時代は、自分との約束を守り続ける毎日でしたが、今は子どもたちとの約束を少しずつ叶えることができています。言葉や想いを行動に移さなければ、機会は生まれないことを改めて実感しました。」と自身の思いを語り、
最後に「今しかできないことを、とりこぼさないように。貴重な機会を和やかな雰囲気で迎えてくださった美幌スピードスケート少年団のみなさん、ありがとうございました。」と感謝で締めくくった。
この投稿にファンからは「奈緒ちゃんの誠実で優しい姿勢が大好きです。子どもだから、ではなく人として約束は守る、奈緒ちゃんと一緒に滑れたら幸せですね。それにしてもやはり指先寒いのですね。」といったコメントが寄せられている。