元巨人の槙原寛己が、とんねるず・石橋貴明がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」に出演。
独走で2024年のリーグ優勝を果たしたソフトバンクの「つけ込む隙」を考察した。
今オフは和田毅の引退、甲斐拓也(巨人)と石川柊太(ロッテ)のFA移籍などの動きがあったソフトバンク。
槙原は石川の移籍について「ソフトバンクで石川がそれほど勝っていたかというと、そうでもない」「10でも勝ってれば、プラス10がロッテに来るわけだからかなり差が縮まるっていうのは簡単な数字で計算できるんですけど、そうじゃない」とコメント。2020年以来2桁勝利を挙げられていない右腕の流出へ辛口な評価を語った。さらに、今オフ大きな話題となっている上沢直之の獲得にも言及。「ある程度ルールを」と、日本ハム・新庄監督に賛同する意見を語った。
DeNAからトレードで加入する濵口遥大について槙原は「環境を変えたら面白い」「ハマったらいいピッチャー」と評価。「和田くんの穴を埋めて欲しい」「モイネロもいるから勉強に」と、新加入左腕の奮起に期待を寄せた。また、今オフは上茶谷大河もDeNAからソフトバンクへと移籍。「どんな場面でも使えるピッチャーになる可能性がある」と語り、相次いだ投手陣補強を評価した。
野手陣で槙原が注目したのは、2025年に37歳となる柳田悠岐。「日本シリーズ見ててもホームラン出る感じがしなかったですね、率も含めて(下がってる)」「彼も若く見えるけど36,37の歳迎えるので」と主砲の衰えを指摘した。
「近藤健介選手は異常なくらいすごいんで、ああいう選手がしっかりと1年やったら打線としては軸ができる」と2024年MVPを受賞した近藤の活躍を予想した槙原。一方で「キャッチャー甲斐がいなくなったのをどうするんだろう」と、甲斐の後任を懸念点として挙げた。ソフトバンクは巨人から人的補償として、投手の伊藤優輔を獲得。これについて槙原は「キャッチャーは大丈夫だ、自分たちの中では埋められるんだっていう考えなのかなって感じ」と見解を語った。
多くの動きを見せ、ストーブリーグでもプロ野球界を賑わせるソフトバンク。パ5球団は絶対王者のどこに「つけ込む隙」を見出すのか。2025年のペナントレースからも眼が離せない。
「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」は、TBSラジオで毎週日曜の朝7時に開門するラジオベースボールパーク! スポーツブルではラジオ番組収録時の様子を動画撮影し、番組内では語りきれなかった未公開シーンを含めたスペシャル動画として昼12時頃に毎日更新。