近畿大会準優勝で選抜出場を決めた智弁和歌山は2年ぶり16回目の選抜に挑む。

チーム防御率0.72とレベルの高い投手陣を揃える。

昨夏は2年生ながらエースナンバーを背負い甲子園を経験した渡邉颯人は昨秋公式戦で防御率0.82の好成績を残した。近畿大会準々決勝の滋賀学園戦では先発し無四球完投勝利をあげるなど制球面も高い印象を与えた。2枚看板の宮口龍斗は主にリリーフの役割として期待される。最速152キロの速球を投げ込み近畿大会は全てリリーフで登板し9イニング無失点で抑え込んだ。渡邉颯人が試合を作り、宮口龍斗が試合を締めるという勝利の方程式を甲子園でも確立できれば上位進出も難しくはない。

打撃陣は昨夏甲子園を経験したメンバーが9人残る。昨秋公式戦打率.444のリードオフマン藤田一波、2番福元聖矢は準決勝の市立和歌山戦で2打席連続本塁打を記録するなど、上位は抜け目がない。4番荒井優聖は打率.346、5番山田凛虎は打率409、6番の山下晃平も打率.316を残すなど、新2年生の力も侮れない。

昨夏甲子園初戦で敗れた悔しさを経験した選手が多数残り、新チームでも躍動した。投打共に充実の選手層である智弁和歌山が甲子園でそのような活躍をするか期待したい。

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