近畿大会ベスト4の市立和歌山は昨夏和歌山大会初戦敗退の悔しさを糧に3年ぶり9度目の選抜を果たした。

最速140キロの直球を投げるエースの土井源二郎が主戦投手。昨秋公式戦では59回を投げて防御率2.14・与四死球11と1試合あたりの与四球率は1個を下回り、制球力の高さが目立つ。近畿大会初戦の三田学園戦は10奪三振を奪い完封勝利、準々決勝の立命館宇治戦でも完封するなど準決勝までの2試合は無失点と完成度の高さを見せつけた。183cm長身右腕の丹波涼介は昨夏の和歌山大会にも登板し最速143キロの直球を誇る本格派右腕。変化球の精度が良い中谷大翔がリリーフとしての登板が見込まれる。

攻撃陣は近畿大会準々決勝の立命館宇治戦で10得点をあげるなど爆発力を秘めている。1番津本峰月は昨秋公式戦打率.290ながら盗塁5個を決め塁上で掻き乱す。近畿大会準々決勝でも3安打を放ち、リードオフマンとしての活躍が期待される。3番石山大翔は打率.387・9打点、4番の森本健太郎は打率.367・9打点、5番井上漸晟は打率.394・チームトップの打点13と勝負強いクリーンアップを揃える。キャプテンを務める6番川邊謙信も近畿大会準々決勝の立命館宇治戦でレフトスタンド中段に突き刺さる本塁打を放つなど長打力もある。

過去直近の選抜成績は共にベスト8と選抜を得意とする市立和歌山は近年成績と学校最高成績を更新するベスト4以上を目指す活躍に期待したい。

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