関東大会ベスト8の山梨学院が4年連続8回目の選抜に挑む。
投手陣は複数の投手が小刻みに継投し失点を防いでいく。身長194cmの菰田陽生は昨秋公式戦で11回2/3を投げて防御率1.54・奪三振は13を記録。主にリリーフとして登板した。背番号18をつけた藤田蒼海は主に先発として昨秋公式戦28回を投げて防御率は1.29を記録し、リリーフへと繋いできた。最速143の直球を持つ大友陸、昨年の選抜で主に先発として活躍した津島悠翔など豊富な投手陣を揃える。一冬越えてエースナンバーを勝ち取ったのは足立康祐。昨秋公式戦登板機会はなかったものの冬場に急成長を遂げ、選抜でどのような投球を披露するか注目したい。
打線は2番の萬場翔太が6盗塁と足で掻き乱す。昨秋3番を打った宮川真聖は打率.462・打点8と存在感を見せた。6番の梅村団は昨秋関東大会初戦の東海大相模戦で2安打3打点、サヨナラ打を放った。8番を打った平野天斗は打率.318・打点5と下位打線も抜け目がない。
昨秋は一塁手を守った横山悠は大会後に昨年選抜でも守った捕手のポジションに戻るなど、チームはまだまだ発展途上のチームと伺える。昨秋関東大会準々決勝で千葉黎明戦で守備のミスから敗戦した悔しさを糧に緻密な野球で2023年以来の選抜優勝を目指す。