高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2025は26日、各地で第4節を開催した。EASTでは、首位の流通経済大学付属柏高校と2位のFC東京U-18が対戦。試合は流経大柏が3-1で首位攻防戦を勝ち切った。

お互い無敗同士の対決となった一戦。昨年の選手権で準優勝となった流経大柏のスターティングメンバーには、得点ランキングトップを走るFW金子琉久に加え、主将のMF島谷義進らが名を連ねた。対するFC東京U-18は、U-18日本代表に選出されている主将のDF佐々木将英や、MF菅原悠太が先発で出場。

試合は前半20分、流経大柏はコーナーキックのこぼれ球をMF昇純希が押し込み、先制に成功。その後、FC東京U-18も反撃に転じ、果敢に流経大柏ゴールへと攻め込むが、流経大柏ダブルキャプテンの一角である増田大空を中心とする伝統のハイプレスに阻まれ、得点には至らず。すると前半終了間際の42分、流経大柏FW大藤颯太が持ち前のスピードで抜け出し、追加点を奪取。リードを2点に広げ、前半を折り返した。

エンドが変わった後半、前半の勢いそのままに流経大柏が果敢に攻撃を仕掛けるも後半15分、自陣でパスをカットしたFC東京U-18・MF菅原悠太が前を向くと、センターサークル付近まで運びロングシュートを狙う。この鋭いシュートは、流経大柏GK藤田泰土の頭上を越え、ボールはゴールへと吸い込まれた。スーパーゴールで反撃の狼煙を上げたFC東京U-18だったが後半28分、今季3戦3発と絶好調の流経大柏FW金子琉久がスルーパスに反応すると、自身の放ったシュートの跳ね返りを押し込み、スコアは再び2点差に。その後は両チームが果敢にゴールを狙うも、スコアは動かず試合終了のホイッスルが鳴った。

勝利した流経大柏はここまで3勝1分で勝ち点10と好調を維持し、単独首位に。惜しくも敗れたFC東京U-18は順位を2つ落とし4位に後退した。

なお流経大柏は3日開催の次節、敵地で横浜FCユース(8位)と対戦。FC東京U-18は29日に浦和ユース(10位)と激突する。

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