高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2025は6日、各地で第6節を開催した。EASTでは、市立船橋高校と鹿島アントラーズユースが激突。鹿島ユースが1-0で勝利し、2試合ぶりの白星を飾った。

開幕からここまで2分3敗で未勝利が続く市立船橋と、3勝2敗の鹿島ユースの一戦。ホームの市立船橋は主将のMF森露羽安、10番を背負うFW小川夢成らが先発出場し、対する鹿島ユースは、4月29日のJ1リーグ第13節・横浜FC戦でクラブ最年少(16歳9か月14日)デビューを果たしたFW吉田湊海、元日本代表MFの小笠原満男氏を父に持つMF小笠原央らがスタートのピッチに立った。

試合は立ち上がりからアウェーチームが攻勢を強めた。すると、鹿島ユースは前半21分、右サイドでパスを受けたFW長疾風がグラウンダーのボールを入れると、相手がクリアし切れずゴール前が混戦状態に。最後は吉田が押し込むように決めた。

先制に成功した鹿島ユースはその後、ストライカーのFW髙木瑛人が果敢にゴールを狙うなど、試合を優位に進める。市立船橋の反撃を抑え込み、1点リードのまま前半を折り返した。

1点を追う市立船橋は後半開始から左サイドを起点に攻撃を構築。同33分には、左サイドからのクロスを一度は鹿島ユースGK菊田修斗に弾かれるも、こぼれ球にFW佐々木瑛汰がボレーで合わせる。しかし、こちらは相手の体を張ったクリアに阻まれた。

その後は鹿島ユースが吉田を中心に追加点を狙い、主導権を握った。吉田の先制ゴールを守り抜いた鹿島ユースが1-0で勝利。10日に行われる次節は、“本拠地”カシマサッカースタジアムに昌平高校を迎える。市立船橋は今季初勝利とはならず。最下位を抜け出すべく、11日にホームで柏レイソルU-18と対戦する。

編集部おすすめ