「ごみのポイ捨て禁止」。ロサンゼルスを拠点に活動するパフォーマンスアーティスト・山崎翔之さんのプロジェクト「Littered MVMNTS」が、静かな注目を集めている。
【動画】1年弱で57投稿…擬態に込めたメッセージが静かに広がる
彼が再現するのは、街中に捨てられた“ゴミ”の姿。風に舞う空袋や紙くずの動きを観察し、それを自らの身体で緻密に再現するという独自のスタイルで、環境問題への意識をアートとして発信している。
山崎さんのSNSには、プラスチック袋や食品の包装紙など、日常的に目にするごみが数多く登場する。その中でも、日本でおなじみのアイス「パピコ」の空き袋に擬態した投稿には、フォルムや質感、色味、シワの寄り方に至るまでの徹底した表現力が光る。
アカウントのプロフィールには「人々がポイ捨てをやめたら、このアカウントを閉じます」と記されており、そこには“笑って終わる”だけではない強いメッセージが込められている。
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ゴミの擬態を通じて問いかけるのは、私たちの無意識な行動、そして環境との関わり方。アートとユーモアの力で、日常に潜む社会課題に気づかせてくれるこのプロジェクトは、今後さらに多くの人の意識を動かしていくだろう。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部