岩手県久慈市、三陸沿岸に位置するこの町で、ひとつの夢を追い続ける高校生たちがいる。久慈高校野球部。

今年、そのチームが46年ぶりの夏の甲子園出場を視界に入れている。

【動画】幼なじみ3人の“夏への挑戦”

2024年秋季岩手県大会で3位、2025年春の県大会では準優勝。県内でも屈指の安定感を誇る戦績を残し、久慈高校はいま「勝てる公立校」として注目を集めている。

その中心にいるのが、小学校からの幼なじみ3人──エース左腕の宇部奨人、キャプテンの宇部智也、そしてマネージャーの髙橋琴子。甲子園を夢見て久慈高校へ入学した。

「家族くらいの雰囲気で話せる。」
そう語るのはエース・宇部奨人。仲間であると同時に、人生の支えとなっている存在がすぐそばにいる。

「2人がいなかったら、今の自分はいないと思う」
キャプテン・宇部智也は、長年ともに歩んできた2人への感謝を言葉にする。

【動画】甲子園を沸かせた島根・大社 伝説の試合とチームに秘められた物語

迎えた夏の岩手大会・準決勝。相手は甲子園常連・花巻東。

2回裏、久慈は満塁のピンチを迎える…。

幼なじみ3人が夢見た夏の甲子園へ。

3人の軌跡に迫る。

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