2025年8月6日、富士北麓ワールドトライアルで中島佑気ジョセフ(富士通)が日本歴代3位となる44秒84の自己ベストをマークした。

男子400m決勝に登場した中島佑気ジョセフは、序盤からリズムよく飛び出し、終盤には力強いストライドで加速。最後はライバルを振り切り、44秒84という好タイムでトップフィニッシュを飾った。東京世界陸上の参加標準記録である44秒85を0.01秒上回る快走に会場は大きな拍手と歓声に包まれた。今シーズンはハムストリングの故障で出遅れ、日本選手権でも4位にとどまっていた中島。驚異的な復調を遂げ、記録が出た直後には大きく手を叩き喜ぶ姿も見せた。

中島は取材陣の質問に対し、「焦っていた気持ちはあるが、自分を信じてやってきた結果がここでちゃんと報われてよかった」と復活の走りを振り返った。国際大会での活躍も期待される。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
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