高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2025は8月30日、第8節の延期分が行われた。12位のアビスパ福岡U-18は敵地で10位・静岡学園高校と対戦し、2-1で勝利を収めた。
試合は立ち上がりから互いに攻め合う展開となったが、先制点を挙げたのはアウェーの福岡U-18。前半29分、左サイドから攻撃を仕掛けると、MF廣田陸人のクロスをFW松尾遼磨がファーサイドで折り返す。再びボールを受けた廣田が胸で収め、そのまま持ち込んで流し込み、先制ゴールを奪った。
1点を追う静岡学園は後半に入ると攻勢を強める。24分、左サイドを起点に攻撃を展開し、MF四海星南のスルーパスに抜け出したDF小田切颯佑がゴール前へ折り返す。流れたボールをMF落合咲蔵が押し込み、同点に追いついた。
しかし福岡U-18は粘り強さを見せた。36分、自陣からのロングボールに反応したFW前田陽輝が抜け出し、GK有竹拓海をかわして冷静にフィニッシュ。これが決勝点となり、福岡U-18が2-1で勝利を収めた。
この結果、福岡U-18は残留に向けて大きな勝ち点3を手にし、シーズン終盤に向けて弾みをつける格好となった。