東京2025世界陸上の男子3000メートル障害決勝で、日本の三浦龍司が圧巻のラストスパートを披露し、会場を大きく沸かせた。大舞台で、史上初のメダル獲得を狙った熱い走りが繰り広げられた。
スタートから三浦は落ち着いたペースでレースを展開。中盤は先頭集団に食らいつき、最後の1周でスピードを上げると、障害を越えるたびに観客の歓声が高まった。ラスト200メートルでは一気に差を詰め、ゴール直前まで世界の強豪に迫る姿が印象的であった。
結果は惜しくも8位入賞となったが、記録は自己ベストに迫る好タイム。日本勢としては過去最高レベルの戦いぶりで、世界の舞台に存在感を示した。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部