東京2025世界陸上で、男子110メートルハードル準決勝が行われ、日本記録保持者の村竹ラシッドが歴史的快挙へ大きな一歩を刻んだ。準決勝3組に登場した村竹は、力強い加速と安定したリズムで次々とハードルを越え、13秒17をマーク。全体3番目となる好タイムで堂々の決勝進出を決めた。

【動画】日本最強ハードラー・村竹ラシッドが準決勝へ!“ボーボボポーズ”に観客熱狂

この記録は自身が持つ日本記録(12秒92)に迫る快走であり、同時に世界トップ選手たちと互角に渡り合えることを示す内容であった。スタート直後からスムーズに加速し、中盤以降もブレのないリズムを維持。ラストの2台を力強く抜け切った瞬間、会場からは大歓声が沸き起こった。

東京開催という特別な舞台で、村竹の名が世界のファイナリストの一員として刻まれた。男子110メートルハードルでの世界大会メダルは、これまで日本勢が手にしたことのない領域だ。長年、あと一歩届かなかった種目で、日本陸上界の悲願達成への期待が高まる。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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