浦和レッズは23日、京都サンガF.C.へ期限付き移籍していたDF宮本優太(26)が復帰することになったと発表した。宮本は1999年12月15日生まれ、東京都出身。

流通経済大学在学中の2020年・2021年に浦和の特別指定選手を経てプロ入りし、ベルギーのKMSKデインズへの期限付き移籍を経て、2024年シーズンから京都に加入していた。3年ぶりの古巣復帰となる。

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京都では2シーズンでリーグ戦66試合に出場し、最終ラインの主力に定着しただけでなく、リーダーシップ力も発揮。今シーズンはJ1リーグで33試合に出場し、クラブ史上最高成績となる3位フィニッシュの立役者となった。宮本は京都の公式サイトで「2年間、本当にありがとうございました。京都に来る前の自分は、『自分とは何なのか』が分からず、前を向くことも、サッカーに対する情熱も失いかけていました」と告白し、「ここで過ごした2年間は、私の人生においてかけがえのない時間となりました」と感謝を述べた。

浦和の公式サイトで宮本は「3年ぶりに、このクラブへ復帰することになりました。まずは、再びこの場所に戻ってくることができたことを、心からうれしく思います」とコメント。「2年間、クラブの外から浦和を見てきました。それは、中にいたときには決して見えなかった景色でした。その中で改めて感じたことは、浦和というクラブはやはり勝ってこそのチームだということです」と、京都で得た気づきを明かした。

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そして「今の自分には、たとえ微力であっても、浦和を変える力があるのではないか。

そう信じ、この決断をしました」と復帰の理由を語り、「勝って浦和を証明する。浦和を証明して勝つ」と力強く宣言した。最後には「ファン・サポーターのみなさま、選手、監督・コーチングスタッフ、そして浦和を愛する浦和ファミリーのみなさまと共に、再び頂点を目指せるよう、一日たりとも無駄にせず、初日から全力で取り組んでいきます」と誓い、「2年越となりましたが、ただいま」の言葉で締めくくった。京都で成長を遂げた26歳のDFが、新たな決意を胸に古巣復帰を果たす。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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