RB大宮アルディージャは24日、オーストラリア代表GKトム・グローバーが来シーズンから完全移籍で加入することが決定したと発表した。1997年12月24日生まれで現在28歳のグローバーは、身長197cmの大型守護神で、28歳の誕生日当日に新天地加入が発表される形となった。

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トッテナム・ホットスパーの下部組織出身で、オーストラリアやスウェーデンのクラブでプレーした経歴を持ち、まだ出場機会はないものの、2023年6月から度々オーストラリア代表に招集されている。2023年7月からはミドルズブラ(イングランド2部)に在籍していたが、2025年8月にカラバオカップで1試合に出場していたなか、同夏の移籍市場で同クラブを退団しており、半年間はフリーとなっていた。

グローバーは大宮の公式サイトで「新シーズンからこのチームに加入できることを、楽しみにしています。最初にRB大宮アルディージャのプロジェクトに参加する話をもらったとき、迷いはありませんでした」とコメント。「クラブのいるべき場所であるJ1昇格という目標達成のため、日々全力を尽くします」と力強く宣言し、「NACK5スタジアム大宮でプレーできること、そして素晴らしいファン・サポーターの皆さんにお会いできることを楽しみにしています」と新天地での活躍に意欲を示した。

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レッドブル傘下となって初めてのシーズンとなった今季は、J2リーグを6位で終え、J1昇格プレーオフ準決勝で千葉に3-4と逆転負けを喫して終戦。誕生日に新たなチャレンジの発表という最高のプレゼントを受け取った形の28歳は、J1復帰を目指す大宮の守護神としてどのような活躍を見せるか注目される。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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