華やかなドレスに身を包んだ23歳が、頂点の証を手にした——
佐久間朱莉のインスタグラム(@s_golf1211)より

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が12月16日、都内のホテルで開催した「JLPGAアワード2025」で、佐久間朱莉が年間最優秀選手賞、賞金ランキング第1位、平均ストローク第1位の主要3部門を制覇した。今季4勝を挙げ圧倒的な強さを見せた佐久間は、賞金総額2億2728万5959円でツアー史上7人目(8回目)となる2億円プレーヤーの仲間入りを果たし、初の年間女王に輝いた。

【画像】佐久間朱莉が4冠達成

式典後の会見で佐久間は、「初優勝したいという思いで今シーズンに入って、まさか4勝して年間女王になるとは思っていなかった。去年の自分からしたら、年間女王は"次の年の目標"だったので、1年早く達成できたことはすごく良かった」と飛躍の1年を振り返った。平均ストローク70.0585で第1位を獲得したものの、「69台を目指していたので、来年の目標として頑張りたい」と、さらなる高みを見据える姿勢を見せた。

中学3年時から師事する尾崎将司氏からは、祝福とともに愛のある叱咤激励を受けたという。「おめでとう。でもメジャーは取ってないのか?」と問われた佐久間は、「来年は勝って報告に行きたい」とメジャー制覇を2026年の新たな目標に掲げた。2025年の国内メジャーでは日本女子オープンで2位が最高成績だった。

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このほか、新人賞には9月の「ゴルフ5レディス」でルーキー優勝を果たした荒木優奈が選出され、世界ゴルフ殿堂入りも果たしている樋口久子氏には特別功労賞が贈られた。華やかな和装とドレスに身を包んだ受賞者たちが、2025年シーズンの輝きを分かち合う一夜となった。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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