2025年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」。朝倉未来がフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフに挑む。

大晦日で積み重ねた2戦2勝の実績

朝倉の大晦日戦績は2戦2勝。いずれも判定での勝利だ。

2019年12月31日のRIZIN.20では、RIZIN×Bellator対抗戦の大将戦としてジョン・マカパと対戦。得意の距離感を活かした打撃で3-0の判定勝利を収め、国内トップファイターとしての地位を確立した。

2021年12月31日のRIZIN.33では、斎藤裕とのリベンジマッチに臨んだ。2020年11月の王座決定戦で敗北した相手への雪辱戦。金髪に染めて臨んだこの一戦で3-0の判定勝利を収め、王座への再挑戦権獲得への布石を打った。

大晦日という特別な舞台で確実に勝利を積み重ねてきた実績。それが今回のタイトル挑戦へとつながっている。

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圧倒的な王者への挑戦

今回の対戦相手シェイドゥラエフは、2025年5月にクレベル・コイケを62秒でKOして王座を獲得。9月の初防衛戦では挑戦者を33秒でTKO。全試合フィニッシュの無敗王者である。

朝倉にとっては2020年の王座決定戦以来、5年越しのタイトルマッチ。当時は斎藤裕に判定負けを喫している。

引退からの劇的な復活

2024年7月28日、超RIZIN.3で平本蓮に1ラウンドTKO負け。「負けたら引退」の宣言通り、翌日に引退を表明した朝倉。

しかし2025年に復帰を決意。5月4日の「RIZIN男祭り」で鈴木千裕に3ラウンドTKO勝利。7月27日の超RIZIN.4ではクレベル・コイケに2-1の判定勝利でリベンジを果たした。どん底から2連勝でのタイトル挑戦権獲得という劇的な展開。

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RIZIN10周年の節目に臨む集大成

今大会は5つのタイトルマッチが組まれる史上最大級のイベント(ヘビー級タイトルマッチは王者負傷により中止)。RIZIN10周年という節目の年、大晦日という特別な舞台で、朝倉は自身のキャリア最大の挑戦に臨む。

「路上の伝説」から340万人超のYouTuber、BreakingDown主催者へ。異色の経歴を持つ朝倉が、純粋な競技者として王座を目指す。

挫折と復活のストーリーが、この一戦に特別な意味を与えている。

12月31日、見逃せない一戦が幕を開ける。

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