RIZIN女子スーパーアトム級王者の伊澤星花が12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された「RIZIN師走の超強者祭り」でRENAを下し、3度目の王座防衛に成功した。2ラウンドにギロチンチョークで一本勝ち。

無敗記録を18連勝に伸ばした。

1Rダウンも冷静に逆転

立ち上がりで伊澤に危機が訪れた。RENAの左フックをまともに被弾しダウン。パウンドを浴びる展開となった。

だが、伊澤は慌てなかった。すぐにタックルで反撃に転じ、グラウンドに持ち込む。得意の展開に持ち込むと、流れは一気に変わった。

試合後、伊澤は左フックについて問われると「痛かったです」と苦笑い。それでも冷静さを失わず、自分のペースを取り戻した。

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得意の寝技で圧倒 ギロチンで仕留める

2ラウンドも伊澤がグラウンドで優位に立った。常に有利なポジションを取り続け、RENAに反撃の隙を与えない。

フィニッシュはノースサウスチョークから移行したギロチンチョーク。

RENAの首に深く腕を巻きつけ、絞め上げた。RENAがタップアウトし、勝負あり。

RENAは試合後「ありがとう」と伊澤に感謝を伝え、花道で悔し涙を流した。RIZIN旗揚げから10年、女子格闘技を牽引してきたレジェンドの挑戦は実らなかった。

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無傷の18連勝 女王の強さ証明

伊澤は2020年のプロデビューから一度も負けていない。今回の勝利で無傷の18連勝を達成した。

試合後のコメントが印象的だった。「女子格闘技つまらないとかトイレ休憩とか言われていて悔しかったんですけど、RENA選手あって今回の試合盛り上がったと思う。女子格闘技これからが全盛期だと思います」

ダウンを奪われながらも逆転で仕留めた伊澤。圧倒的な寝技の技術と、ピンチでも揺るがない精神力が、絶対女王の座を守り続けている。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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