第104回全国高校サッカー選手権大会の準決勝と決勝が、タイ・ベトナムでライブ配信されることが1月9日、日本テレビ公式X(@ntv_hss)で発表された。準決勝の海外配信は大会史上初。

決勝を複数国に同時配信するのも初めてで、過去最大規模の海外展開となる。

準決勝から海外配信 過去最大規模
1月10日に国立競技場で行われる準決勝2試合は、タイの「BGスポーツ」を通じてライブ配信される。12日の決勝戦は、タイに加えてベトナムでも配信され、「HTV」「FPT」「Huu Tin」「Do Kim Phuc」の各メディアで視聴可能だ。

これまで選手権の国際配信は限定的だったが、今回はアジア圏を中心とした新展開が実現。高校生の大会でありながら、国内で毎年5万人前後の観客を集める熱戦が、海外でもリアルタイムで楽しめる環境が整った。

母国へ届く姿 鹿島学園のタイ代表GK
準決勝に進出した4校のうち、鹿島学園にはU-17タイ代表GKプムラピースリブンヤコ(2年)がいる。タイの名門ムアントン・ユナイテッドU-15出身で、Jリーガーになる夢を抱いて2024年に来日した。

193cmの長身を生かしたセービングが持ち味。チャナティップに憧れ、プロ入り時に通訳なしで活動できるようにと高校生での単身留学を決断した。来日当初は言葉の壁に苦しんだが、現在は完璧な日本語でチームメイトとやり取りし、関西弁も身につけた。

今季はプリンス関東1部後期からゴールを守り始め、選手権でも背番号1を背負う。今大会は全試合に先発し、17年ぶりの4強入りに貢献した。

史上初のタイ配信により、プムラピースリブンヤコの活躍する姿が母国の家族や友人にも届く。日本の育成年代サッカーがアジアへと広がる一歩として、今回の海外配信は新たな可能性を示している。また、タイやベトナムから新たな若き挑戦者が訪れるきっかけにもなりうる。高校サッカーが、アジアの若者を引きつける舞台へと進化しつつある。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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