アビスパ福岡のMF松岡大起(24)がスロバキア1部へ。7日、クラブはスロバン・ブラチスラバへの期限付き移籍を発表した。

移籍期間は2026年6月30日まで。ブラジルでの挫折から再起を果たした24歳のMFが、自身2度目の海外挑戦に臨む。

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松岡は熊本県出身。サガン鳥栖のアカデミー出身で、2019年に高校3年生でトップチーム昇格を果たした。鳥栖で3年間プレーした後、2021年8月に清水エスパルスへ完全移籍。

そして2023年3月、ブラジル2部のグレミオ・ノボリゾンチーノへ期限付き移籍を果たす。初の海外挑戦だったが、結果は厳しいものとなった。出場機会を得られないまま期限付き移籍期間が満了。

「サッカー選手として全く試合に出場することができず、自分の価値や存在意義を見失いかけるほど、悔しく苦しい時間を過ごしました」。クラブ公式サイトを通じて松岡はこう振り返っている。

ブラジルでの挫折から2024年、アビスパ福岡が手を差し伸べた。加入初年度から定位置を確保し、昨季はJ1リーグ戦36試合に出場して1ゴール。

各年代別日本代表にも選ばれた実績を持つ。2022年には日本代表にも招集された。

「皆さんの前でプレーする中で、失っていた自信を取り戻し、もう一度サッカーを心から楽しむことができました」

ボランチとして攻守に幅広いエリアをカバー。「感動と勝ちに拘りながら過ごした日々が、今の新たな自分を作ってくれた」と松岡。福岡での2年間は、サッカー選手としての再生の時間となった。

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開幕直前のタイミングでの決断だった。「チームとして開幕直前、目標に向かって進んでいるなかでの決断となり、簡単な選択ではありませんでした」と松岡。それでもクラブは選手の想いを尊重した。

「いつどうなるかわからないサッカー人生。今回の挑戦は、自分の夢を叶える為のラストチャンスだと思っています」

移籍先のスロバン・ブラチスラバはスロバキアの名門だ。スロバキア1部リーグで7連覇中。今季は欧州カンファレンスリーグにも出場した強豪である。

松岡は「アビスパ福岡で学んだこと、感じたこと、そして皆さんからもらった想いを胸に、全力で、自分らしく、最後まで挑戦してきます」と誓った。「心から感謝しています。本当にありがとうございました」。サポーターへの感謝の言葉で締めくくっている。

福岡で取り戻した自信を武器に、松岡の欧州挑戦が始まる。夢を追う24歳の第二章に注目だ。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
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