ミラノ・コルティナ五輪は8日、スノーボード男子パラレル大回転予選が行われた。日本から出場した斯波正樹(39、TAKAMIYA ZAO ONSEN)は、ボード検査でフッ素成分が検出され失格となった。

【画像】【ミラノ五輪】斯波正樹が予選で失格 ボード検査でフッ素反応

斯波は赤コースで1回目を滑走した。しかし、滑走後のボード検査で、使用禁止のフッ素成分が含まれるワックスの陽性判定を受けた。検査は10回以上行われたが結果は覆らず、2回目を滑ることなく失格が決定した。

フッ素ワックスは2022-23年シーズンから国際スキー・スノーボード連盟(FIS)全競技で使用が禁止され、2023-24年シーズンから検査が実施されている。

失格決定から約2時間後、取材に応じた斯波。「板からワックスのフッ素の成分が出てしまって失格になった。いつどこでフッ素がついたのかは分からない状態。自分は板を触っていないし、ワックスもスタッフに任せている」と説明した。

さらに「同じワックスを塗った選手もいたがフッ素の陽性が出ていない。今まで同じボード、同じワックスを塗って1回もフッ素の陽性は出ていない。何がどうなっているのか分からない状態」と困惑を隠せない。

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板の管理について、斯波の説明では、レースで使用した板は前日午後10時半頃、サービスマン(道具の調整役)がキャビン(倉庫)にしまい、鍵をかけて管理室に預けたという。

レース当日は午前6時半頃に引き取って会場へ持ち込んだ。防犯カメラのチェックなどを依頼しているとのことだ。

パラレル大回転予選は、赤と青の2コースを各1回ずつ滑走し、合計タイムの上位16人が決勝トーナメントに進出する方式。斯波は2大会ぶり2回目の五輪出場。前回2018年平昌五輪は27位。2大会ぶりの舞台で、無念の結果となった。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
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