ミラノ・コルティナ五輪第9日の14日(日本時間15日)、ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ラージヒルがプレダッツォ・ジャンプ競技場で行われた。初出場の二階堂蓮(24)=日本ビール=が銀メダルを獲得。
【画像】【ジャンプ】二階堂蓮、ラージヒルで銀メダル 今大会3個目の表彰台、歴代記録に並ぶ快挙も涙
1回目、二階堂は140メートルのビッグジャンプを披露した。テレマークを鮮やかに決め、飛型でも高評価を得た。154.0点をマーク。2位のドメン・プレブツ(スロベニア)に7点差をつけ、首位に立った。金メダル獲得へ最高のポジションを得た形だ。
しかし2回目、プレブツが141.5メートルの大ジャンプを披露し合計301.8点まで伸ばす。二階堂の飛距離は136.5メートル。着地でテレマークを入れたものの141.0点にとどまり、合計295.0点でプレブツに逆転を許した。競技後「2本目は失敗しちゃって…。
それでも銀メダル獲得の価値は大きい。今大会、二階堂は個人ノーマルヒルで銅メダルを獲得。混合団体でも銅メダルに輝いており、これで3個目となった。
ジャンプ日本勢が同一大会で3個のメダルを獲得するのは、1998年長野五輪の船木和喜以来28年ぶり。船木は個人ラージヒル金、個人ノーマルヒル銀、団体ラージヒル金の3個を獲得した。日本ジャンプ界の偉大な記録に肩を並べた。
小林陵侑(チームROY)は6位、中村直幹(フライングラボラトリー)は16位だった。
取材対応を終えると、二階堂は父・学さんと抱き合って号泣した。世界選手権代表の元ジャンパーである父の背中を見て育った二階堂にとって、父に見せるメダルには特別な意味がある。「絶対にメダル見せるぞと思ってきたので、ちゃんと取れてよかった」。涙ながらに喜びを語った。
16日(日本時間17日)には男子スーパー団体が控える。ラージヒルで銀メダルを獲得した小林陵侑とともに、悲願の金メダル獲得を目指す。「まあ合格なんじゃないですかね」と複雑な表情を見せた二階堂だが、悔しさを力に変え、日本ジャンプ界の新たな歴史を刻む。

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