ミラノ・コルティナ五輪第9日の14日(日本時間15日)、スピードスケート女子団体追い抜き(チームパシュート)準々決勝がミラノ・スピードスケート競技場で行われた。2大会ぶりの金メダル奪還を目指す日本は、高木美帆(31)=TOKIOインカラミ=、佐藤綾乃(29)=ANA=、堀川桃香(22)=富士急=の布陣で2分55秒52をマーク。
【画像】【スケート】女子団体追い抜き、日本は全体2位で4強入り 準決勝はオランダ戦
日本は中国との2組目に登場。序盤から安定した隊列を保ち、順調にレースを進めた。先頭を高木、2番手に佐藤、最後尾に堀川を配置し、プッシュ戦術で臨んだ。
しかし、ラスト1周でやや失速。最終組で滑ったカナダに0.49秒差で1位の座を譲った。高木は「1位通過で準決勝を迎えたかった。最後に私がスピードを落としてしまったのが最大の原因」と悔やんだ。
佐藤も「小さなミスが1位のカナダとの0.5秒差につながった。プッシュのフォローができていなかった」と反省の弁を述べた。一方、堀川は課題だったスタートで手応えを得て「今日で自信になった。
準決勝は17日に行われ、タイム順で1位カナダが4位アメリカと、2位日本が3位オランダと対戦する。決勝も同日開催のため、1日2レースとなる。
オランダはスピードスケート王国として知られ、今季ワールドカップでも総合4位の強豪だ。日本とは今季W杯で何度も激突しており、互いを知り尽くした相手との対決となる。
高木は「どこまで最高の滑りができるかは、どこが相手でも変わらない。特に気にしていない」と冷静な口調で語る。佐藤は「私たちの持ち味であるスピードを出しつつ、最後までキープすれば絶対に金メダルは取れる」と力を込めた。
日本女子団体追い抜きは、平昌2018で金メダル、北京2022で銀メダルを獲得した得意種目だ。今大会は高木、佐藤を軸に、堀川、野明花菜(21)=立大=の4人体制で臨む。過去2大会で貢献した高木菜那が引退し、若手が台頭した新チームとなった。
北京以降、戦術も変更。
1日2レースとなる準決勝・決勝では、4人の起用法が鍵となる。準々決勝では野明が温存されたが、準決勝以降での起用も視野に入る。初出場の野明は「先輩たちの姿をしっかり経験として自分の中にとどめて、自分に何ができるかを考えたい」と出番に備えた。
終盤の課題を修正し、準決勝でオランダを破れるか。2大会ぶりの金メダル奪還へ、正念場を迎える。

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