チャトリ・シットヨートン氏が“兄弟”と呼ぶ男が、日本にいる。世界最大級の格闘技団体・ONE Championship(Group ONE Holdings)の創始者兼CEOが最も信頼を寄せる人物。
電通時代は海外事業やエンターテインメント領域など多岐にわたる分野を担当。国内外のプロジェクトを統括してきた。そのキャリアを経て、いま格闘技の世界に身を投じている。
18日、都内でONE Championship日本オリジナル新シリーズ発表記者会見が行われた。チャトリ氏、田中氏に加え、武尊(キックボクシング)、吉成名高(ムエタイ)、与座優貴(キックボクシング)、若松佑弥(MMA)が登壇。4月29日に第1回大会を迎える『ONE SAMURAI(ワン・サムライ)』が正式に動き出した。
壇上の中央に立った田中氏。その表情には、覚悟がにじんでいた。
原点はPRIDEとK-1だった
田中氏と格闘技のつながりは幼少期に遡る。「小さい頃から格闘技が好きで、探しまくってビデオを観ていました。PRIDEもK-1も、立ち上がった団体は全部追いかけていました」。
派手なKOももちろん魅力だ。だが、田中氏が最も熱くなるのは“逆転”の瞬間だった。「なんでこの人はここで心が折れないんだろう。立ち上がる姿を見ると、気持ちが爆発するんです」。ルールはある。それでも最後は、覚悟と覚悟のぶつかり合いになる。その剥き出しの構図が、人の本能に触れるのだと話す。
チャトリ氏との出会い
転機は8年前、ONEを日本に広めるため来日していたチャトリ氏との出会いだった。「こんな人間を見たことがないと思いました」。目の前のゴールだけを真っ直ぐ見ている。揺れない。
そして、ある日の席でチャトリ氏は田中氏にこう問いかけた。「これからの人生、何をしたいのか。お金を稼ぐだけでいいのか。世界に誇れる日本人スターを一緒に生み出さないか。
“世界の中心を日本へ”という構想
『ONE SAMURAI』は単なる大会ではない。「世界の格闘技の中心を、もう一度日本に持ってきたい」。その思いの背景には、電通時代に駐在していたベトナムで見た光景がある。日本より裕福でなくても、人々は笑い、誇りを持って生きていた。一方、日本は豊かなはずなのに、電車ではどこか暗い表情が目立つ。その対比が、いまも心に残っている。
「若い人に、負けねえぞ!やったるぞ!っていう種を撒きたい」
格闘技は、一人で国の英雄になれる競技だ。勝敗の向こうに、その人の覚悟があらわになる瞬間があるという。
情熱だけでは続かない
ただし、情熱だけでは続かない。「お金を稼げる。
「ONEに出て世界を目指す、が当たり前になる世界を作りたい」
アマチュア育成からキャリア設計、引退後の支援まで。仕組みを整える覚悟もある。マーケティングの形も変えるという。従来の“動員モデル”にとどまらず、ストリーマーやゲーマー層へ広げる。鉄拳、ストリートファイター、Robloxなどゲームとの接点も視野に入れることを構想している。「見てもらえれば、絶対に心は動く」。かつてPRIDEを追いかけていた少年は、いまリングの未来をつくる側に立っている。その挑戦は、静かに始まっている。
取材・文:成田敏彬(SPORTS BULL編集部)

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