2月度の月間MVPに選ばれた。ロイヤル・アントワープの正守護神として定着した野澤大志ブランドンが、ベルギーで評価を積み上げている。

移籍1年目から、ここまでリーグ戦18試合に出場し、カップ戦でもPK2本阻止の圧巻の活躍。2026年北中米W杯の日本代表GK争いに、欧州の地から存在感を示し続けている。

【画像】野澤大志ブランドン、正守護神として月間MVPも W杯GK争いへ存在感

11セーブの気迫、敗戦の中で見せた実力

現地2月12日(日本時間2月13日)のベルギーカップ対アンデルレヒト戦。チームは0-4で敗れたが、野澤個人のパフォーマンスは際立った。相手の猛攻を受け続ける中で11本ものシュートを止め、決定機を幾度となく阻止した。結果は敗戦。それでも守護神としての力量を強く印象づけた。

PK2本ストップ、日本人対決を制す

カップ戦でも存在感を発揮した。2025年12月3日のベルギーカップ(クロッキーカップ)ラウンド16、シント=トロイデンとのPK戦で野澤は2本を連続阻止。4-3でアントワープのベスト8入りに大きく貢献した。
その一戦は両軍に日本人選手が複数出場し、日本人対決としても注目を集めた。
リーグ戦でも先発起用が続き、安定したセービングに加え、ビッグセーブで流れを変える力も備わっている。


この積み重ねが2月度の月間MVP受賞につながった。加入当初こそベンチ外が続いたが、2025年10月以降は公式戦で先発起用が定着。リーグ戦の出場数は今季18試合に達し、正守護神の地位は確かなものになっている。

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W杯GK争い、欧州から割り込む

日本代表のGK陣は、鈴木彩艶(パルマ)を筆頭に早川友基(鹿島)、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)らが争う構図だ。野澤は昨秋、鈴木の負傷に伴い追加招集を受けており、この序列に食い込む立場にある。
ベルギー・プロリーグは近年、日本人GKの登竜門としても機能してきた。鈴木彩艶がベルギーを経由して飛躍したように、野澤もその系譜をたどっている。月間MVP、今季18試合出場、カップ戦での存在感。欧州での実績がW杯行きの説得力に変わりつつある。

月間MVPの称号は通過点だ。北中米の舞台を見据えた野澤の2025-26シーズンは、まだ終わっていない。

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