2026年3月5日に開幕する野球の国・地域別対抗戦 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本国内配信権を、動画配信サービス Netflix が独占取得した。

前回の2023年大会では地上波民放が日本戦を中心に中継していたが、今大会は全47試合がNetflixで配信される。

2025年8月、WBC主催団体の World Baseball Classic Inc.(WBCI)とNetflixが正式に発表した。

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なぜNetflix独占になったのか——放映権料高騰の背景

最大の要因は放映権料の高騰だ。2026年大会の日本国内向け放映権料は前回大会(2023年)と比べ大幅に上昇したとされ、日本のテレビ局にとって取得が難しい水準になったとみられている。こうした状況を受け、WBCIはデジタルプラットフォームとのパートナーシップに方針を転換。Netflixが日本国内の独占配信権を取得する形となった。

MLB副コミッショナーの ノア・ガーデン は発表に際し、「世界中のメディアが本大会に強い関心を寄せている。Netflixと組むことで、野球の伝統を大切にしながらも、あらゆる世代のファンのライフスタイルに合わせて大会を楽しめる環境を実現できる」とコメントしている。

何が変わり、何が残るのか——中継体制の全容

試合のライブ映像はNetflixでの配信が中心となる。BS・CS放送や他の動画配信サービス(DAZN、Hulu、U-NEXT など)では配信されない。

一方で、映像制作は 日本テレビ が担当する予定とされ、地上波では大会関連の特別番組やハイライト番組が放送される可能性がある。また、ラジオ中継については国内放送局による実況放送が行われる見通しだ。

WBCをどう見るか——視聴方法

映像で試合を視聴するにはNetflixへの加入が必要となる。

Netflixは広告つきプランを含む複数の料金プランを提供しており、加入者は大会の全試合を視聴できる予定だ。

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日本代表「侍ジャパン」は東京ドームで1次ラウンドを戦う。初戦は3月6日にチャイニーズ・タイペイとの対戦が予定されている。

スポーツ中継の主戦場がテレビから配信へと移りつつある中、今回のWBCはその象徴的な大会となる可能性がある。

大会の行方とともに、スポーツ視聴の形がどう変わっていくのかにも注目が集まりそうだ。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
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