第98回選抜高校野球大会に出場する32校の主将による懇談会「キャプテントーク」が5日、大阪の毎日新聞オーバルホールで開催された。

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今年から初めて採用されたグループディスカッション方式のもと、甲子園を目指すリーダーたちが熱い言葉を交わした。

初のグループ討議形式で32主将が意見交換

今年のキャプテントークは、主将たちが4人1組の8班に分かれ、少人数で意見交換を行う新形式で実施された。各班では進行役や書紀などの役割をくじで決めた上で、30分間にわたって「心・技・体」に関する言葉を付せんに書き出し、模造紙に貼りながら議論を深めた。討議後は班同士で発表を聞き合い、最後は全班が「センバツ大会への抱負・意気込み」をまとめて全体発表に臨んだ。

「心・技・体」テーマに主将の言葉が集まった

発表では、各班から高校野球らしい価値観や実戦感覚がにじむ言葉が挙がった。北照の手代森煌斗主将は「徳を積む」を挙げ、ごみ拾いや道具をそろえる大切さに触れた。一方、崇徳の新村瑠聖主将は、低反発バットの影響で守備の重要性が増す中、スローイングの精度や球際の強さが堅実な守りにつながると述べた。各班からは「感謝」「守備力」「持久力」「体調管理」などのキーワードも出され、主将たちの経験と今の高校野球の潮流が表れていた。

大阪体育大・土屋教授が総括「感謝の気持ちが大会での自信に」

土屋裕睦教授は討議を振り返り、主将たちの言葉から「感謝」の気持ちが強く感じられたと評価した。また、それぞれの思いを言葉にして共有できたことが、大会本番での自信につながるはずだと呼びかけた。土屋教授はスポーツ心理学の専門家で、プロや日本代表への心理支援経験も豊富。パリ五輪日本選手団への帯同や日本スポーツ心理学会会長就任などの実績を持ち、そうした知見を生かして今回の新しいグループ討議方式を監修・進行した。

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第98回選抜高校野球大会は3月19日、阪神甲子園球場で開幕する。

今大会からは指名打者制が初めて採用される。32人の言葉が、14日後の甲子園で試される。

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