ミラノ・コルティナ2026冬季五輪で女子シングル銀メダルを獲得した坂本花織(25=シスメックス)が、3月15日に神戸・ポートアイランドで開催される地方競技会に出場する。今季限りでの現役引退を表明している坂本にとって、地元神戸での国内最後の演技となる。

【画像】銀メダルを胸に帰ってきた——神戸が育てた女王の、最後のホームリンク

五輪銀メダル 悔しさの先の達成感

2月19日のミラノ五輪女子シングル。後半のコンビネーションジャンプにミスが出て金メダルまであと1.89点届かなかった坂本は「悔しいです」と涙を流した。それでも団体・個人の銀メダル2つを手にし、五輪翌日の会見では「未練はマジでないです。21年間、やり切った思いの方が強い」と清々しく言い切っている。

神戸から世界へ 21年間の競技人生

神戸市灘区出身の坂本は4歳でスケートを始め、神戸野田高在学中の2018年平昌五輪で6位入賞。地元・神戸の企業シスメックスに所属しながら世界の頂点を目指し続け、2022年から世界選手権3連覇という日本女子では浅田真央に並ぶ偉業を成し遂げた。

【画像】【ミラノ五輪】坂本花織が涙のラストダンス エキシビションで集大成の舞

国内最後のリンクへ 次は指導者として

3月15日の地元大会を経て、最後の公式戦となる世界選手権(3月末・プラハ)に臨む。現役引退後は指導者の道を歩む意向で「教え子をメダルに導けるよう、全力でサポートしていけたらまた五輪にふと現れるかなと思う」と語った。4歳でリンクに立った少女が、最後に選んだのは生まれ育った神戸の氷だった。

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