高木美帆(TOKIOインカラミ)が3月8日、現役最後のレースとなったスピードスケート世界オールラウンド選手権(オランダ・ヘーレンフェーン)を総合3位で終えた。大会後、姉で元スピードスケート選手の高木菜那が公式Instagramで、その場で涙した様子を明かした。
前半首位から最終種目は6位 総合3位で有終
オールラウンド部門は500m・3000m・1500m・5000mの4種目合計点で争う。3月7日の前半では500mで1位(37秒75)を記録し、3000mは7位。総合首位で2日目を迎えた。8日の後半は1500mで2位(1分53秒48)と好走。1500m終了時も総合トップに立っていた。しかし最終種目の5000mは6位にとどまり、総合3位で現役生活に幕を下ろした。レース後の高木はオランダのファンとスピードスケート界に向け、「Thank you so much and Good bye」と爽やかな笑顔で告げた。
姉の菜那と佐藤綾乃が涙 「美帆だけ全然泣いてなかった」
現地でレースを見届けた姉の菜那は公式Instagramで、「美帆は泣いてないのに私達ずっと泣いてた。笑 綾乃は5000の途中から泣いてた。美帆だけ全然泣いてなかった笑」と3人のやり取りを明かした。佐藤綾乃も会場で高木のレースを見届けた。ともに何度も世界の舞台で氷上を共にしてきた仲間2人が涙を流す一方で、当の高木美帆は泣かずにいた。
高木美帆、現役最後のレースに笑顔「これ以上ない自分へのご褒美」
オリンピック通算10個のメダルと16年間の軌跡
2010年のバンクーバー冬季オリンピックから4大会連続で五輪代表入りした高木は、今年2月のミラノ・コルティナ2026でオリンピック通算10個のメダルを記録。日本女子史上最多であり、夏冬通じた日本女子選手として初めての10個到達となった。3月4日にInstagramで引退を公表した高木は、「私のスケート人生の一区切りとなる瞬間をここまで応援してくださった皆さんとともに迎えたい」と記し、現役最後の舞台に臨んでいた。
長年ともに戦った菜那と綾乃の涙が、16年間のスケート人生を物語る。次の世代への伝承が始まる。

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