NBAの歴史が塗り替えられた。現地時間3月12日(日本時間13日)、セルティックス戦でシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)がレギュラーシーズン127試合連続20得点以上を達成。

ウィルト・チェンバレンが1961年から1963年にかけて打ち立てた126試合の世界記録を、実に約63年ぶりに更新した。

【NBA新記録】SGAが127試合連続20得点 約63年守られたチェンバレンの金字塔を突破

第3Qに刻まれた歴史的瞬間

注目の瞬間は第3クォーターに訪れた。SGAが21得点に到達した瞬間、ペイコム・センターが一斉に立ち上がり、歓声に包まれた。約63年前の記録は正式に過去のものとなった。

前半も安定していた。第1クォーター終了時に10得点を積み上げ、ハーフタイムには17得点。大舞台でも揺るがないいつものリズムがそこにあった。

1961年から守り続けた鉄壁の金字塔

チェンバレンの126試合は、1961年10月19日から約1シーズン半にわたって続いた。その終焉は審判への暴言による退場。出場わずか4分、6得点のまま幕を閉じた。以来、マイケル・ジョーダンもケビン・デュラントも72試合で壁に阻まれ、オスカー・ロバートソンも79試合が限界だった。NBAの歴史を彩った猛者たちが、誰ひとり届かなかった記録だ。

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ジョーダンも届かなかった壁を超えて

SGAの連続記録は2024年11月1日、ブレイザーズ戦での30得点からスタートした。直前のスパーズ戦での18得点が、1年以上続く歴史的連続記録の直前の最後の「20点未満の試合」となっている。

今季は2月に約3週間の故障離脱もあった。それでも復帰後は安定したスコアリングを維持し、記録の途中にはキャリアハイとなる55得点を含む50得点超えを5度記録している。チェンバレンの記録に並んだナゲッツ戦後、27歳のスコアリングガードは「正直、特にシーズン中は考えないようにしている。本当にたくさんのことが起こっていて、うまくいかないといけない」と語っていた。淡々と試合に集中し続けた姿勢が、歴史的連続記録を支えてきた。

連続記録はまだ続いている。王者サンダーのエースが刻む歴史の更新に、今後も目が離せない。

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