WBC2026・1次ラウンドの対オーストラリア戦(3月8日)、接戦の流れを動かしたのは「代打・佐藤輝明」だった。8回に左翼線への適時二塁打を放ち、貴重な追加点をもたらして勝利に貢献。

昨季、セ・リーグ本塁打王と打点王の2冠に加えてMVPにも輝いた阪神の主砲が、国際舞台でもしっかりと存在感を示した。

【佐藤輝明 】2冠王が代打一発タイムリー 27歳・阪神の主砲に注目が集まる理由

2冠&MVP 圧巻だった2025年シーズン
2025年、佐藤は阪神の中軸として打線をけん引した。139試合に出場し、打率.277、40本塁打、102打点、10盗塁を記録。本塁打王と打点王の2冠を獲得し、セ・リーグMVPにも選ばれた。長打力だけでなく走力も兼ね備えたシーズンとなり、リーグを代表する打者としての評価をさらに高めた。2024年は16本塁打にとどまっていただけに、その反動ともいえる飛躍は大きなインパクトを残した。

壮行試合でのルール対応 本番では代打で結果
WBC2026でも採用されているピッチクロックは、今大会の注目ルールのひとつとなっている。2月23日の壮行試合・対ソフトバンク戦では、佐藤が打者に課される時間制限に対応しきれず、侍ジャパンで初のピッチクロック違反を取られた。NPBでは導入されていないルールだけに、各選手が国際大会特有のテンポに適応していく難しさも浮き彫りになった。それでも本番では、限られた打席でしっかり結果を残した。オーストラリア戦ではスタメンではなかったものの、代打で起用されると左翼線へ適時二塁打を放ち、チームの勝利を後押し。出場機会が限られる中でも一振りで流れを変えられることを示し、ベンチスタートでも相手にとって脅威となる存在であることを印象づけた。

【画像】【侍ジャパン】投打でピッチクロック違反 佐藤輝明と高橋宏斗がペナルティ

メジャー挑戦への思いを胸に 準々決勝でも注目
佐藤は1999年3月13日生まれで、この日27歳を迎えた。阪神の主砲として結果を残し続ける一方で、将来的なメジャー挑戦への意欲も注目を集めている。今オフの契約更改では、その思いが背景にあったと報じられており、国内にとどまらない視野を持つ打者としても関心が高まっている。

侍ジャパンは日本時間3月15日にマイアミで準々決勝を戦う。1次ラウンドを4戦全勝で突破したチームの中で、佐藤の役割はまだ終わっていない。スタメンでも、代打でも、長打で試合を動かせる右にも左にも強い打者として、次の一戦でも大きな注目を集めそうだ。

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